サーチ理論―分権的取引の経済学

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  • サイズ A5判/ページ数 247p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130402354
  • NDC分類 331.84
  • Cコード C3033

出版社内容情報

経済理論分野で注目を集めている「サーチ理論」を概説する、本邦初の作品。労働市場や貨幣理論といった分野での応用に役立つ。

目次

サーチ理論の全体像
第1部 サーチ理論の基礎(サーチ・モデルの特徴;価格・賃金掲示モデル)
第2部 サーチ・モデルと労働市場(転職と賃金交渉;投資と訓練)
第3部 サーチ・モデルと貨幣理論(貨幣のサーチ・モデル;貨幣と価格;貨幣の保有分布)

著者等紹介

今井亮一[イマイリョウイチ]
九州大学留学生センター准教授。1963年生まれ。88年東京大学経済学部卒。97年ペンシルバニア大学経済学部博士課程修了。Ph.D.(経済学)

工藤教孝[クドウノリタカ]
北海道大学大学院経済学研究科准教授。1973年生まれ。96年立命館大学経済学部卒。2000年ニューヨーク州立大学経済学研究科博士課程修了。Ph.D.(経済学)

佐々木勝[ササキマサル]
大阪大学大学院経済学研究科准教授。1969年生まれ。93年テンプル大学教養学部卒。98年ジョージタウン大学大学院経済学研究科博士課程修了。Ph.D.(経済学)

清水崇[シミズタカシ]
関西大学経済学部准教授。1970年生まれ。94年早稲田大学政治経済学部卒。2001年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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経済学のあらゆる分野で使用されるサーチ理論の草分け的テキスト、それぞれ分野の違う(ゲーム理論、労働経済学、マクロ経済学)、脂の乗ったアラフォー経済学者4人(九大の今井、北大の工藤、阪大の佐々木、関大の清水)の野心的共著2007年10月12日初版。サーチ理論の発展に大きく寄与したP・ダイアモンド、モルテンセン、ピサリデスは2010年のノーベル経済学賞を共同受賞している。対象読者は学部上級~M1とあるが、基本的な手法がDPとCTなので、素直にM1でよいかと思う。2011/03/17

あおいとり。

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対抗ゼミ用論文の学習&サーベイ用に使用。学部生としてはやや難易度が高く、DPやCTの理論、測度論的確率論など少し前提知識を要求されるため、人によっては読むために他の本やpdfで学習せざるを得ないかも知れない。本の評価としては(Labor Market部分しか読んでいないが...)説明自体は物凄く分かりやすく、またReferenceが豊富。ただ、2007年初版のため少しデータや論文が古いのが少々難点。改訂版が出るのに期待。2014/10/12

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