出版社内容情報
中央政府の存在しない国際社会において,国家の枠を超える問題はどう解決されるのか.現代世界を理解し,運営していくキー・ワードとして注目される「グローバル・ガヴァナンス」概念の可能性と限界に包括的に接近しながら,政府なき秩序の可能性を模索する(渡辺昭夫,土山實男,オラン・R・ヤング,スティーブン・D・クラズナー,G・ジョン・アイケンベリー,土山實男,柘山堯司,城山英明,星野俊也,飯田敬輔,山本吉宣,古城佳子,河野勝,太田宏).
内容説明
中央政府の存在しない国際社会において地球規模の問題はどう解決されるのか。
目次
グローバル・ガヴァナンスの射程
第1部 現代国際関係理論とグローバル・ガヴァナンス(グローバル・ガヴァナンスの理論;グローバリゼーション論批判;制度、覇権、グローバル・ガヴァナンス;アナーキー下のグローバル・ガヴァナンス)
第2部 国際社会の制度化とグローバル・ガヴァナンス(国際法の視点;国際行政;国際機構;国際機構におけるリーダーシップ)
第3部 争点領域とグローバル・ガヴァナンス(安全保証;国際経済;国内政治からの分析;国内政治からの分析;地球環境問題)
著者等紹介
渡辺昭夫[ワタナベアキオ]
オーストラリア国立大学大学院卒、Ph.D.東京大学、青山学院大学名誉教授、国際関係論・外交論専攻
土山実男[ツチヤマジツオ]
メリーランド州立大学大学院卒、Ph.D.青山学院大学国際政治経済学部教授。国際政治学・国際安全保障論専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。