内容説明
かって希望は、焼け跡にまかれた種子のようなものだった。多くの人がその果実を味わうことができた。今は違う。希望の芽を育むためには、個人と社会、それぞれの戦略が必要だ。この本はそのための果敢な挑戦の書である。
目次
釜石で希望を考える―希望学・釜石調査の概要
第1部 希望の来歴―歴史(記憶の源流―釜石地域の近代史;組織の希望―釜石製鉄所の過去と現在;釜石市長としての鈴木東民―地域の福祉政治とローカル・アイデンティティ)
第2部 希望の再生―地域振興(企業誘致と地場企業の自立―家族自営漁業における希望と自制;地域経済活性化と第三次産業の振興;グリーン・ツーリズムが育てるもの)
著者等紹介
玄田有史[ゲンダユウジ]
東京大学社会科学研究所教授。専門は労働経済学
中村尚史[ナカムラナオフミ]
東京大学社会科学研究所准教授。専門は日本経済史・経営史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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