フェミニストたちの政治史―参政権、リブ、平等法

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フェミニストたちの政治史―参政権、リブ、平等法

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130331067
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C1031

出版社内容情報

19世紀から1960年代アメリカの「リブ」、バックフラッシュの日本まで、フェミニズムの展開を、政治史のなかに位置づける。いま拡散しバックラッシュの危機にもあるというフェミニズムは, 何と闘い何と和してきたのか.主要人物・事件・ 女性学の展開を追い,リベラリズム,社会主義,戦時体制そして「ネオリベ」へと続くうねりのなかで,身体・家庭の政治,国家の政治と葛藤してきた流れを,「我々の政治史」として理解する。

序 章 フェミニズムとは何なのか

I 第一波フェミニズムと女性参政権運動

 1 イギリスの女性参政権運動

 2 フランスの女性参政権運動

 3 日本の女性参政権運動



II 第二波フェミニズム――アメリカと日本のリブ

 4 アメリカにおけるウィメンズ・リブとその後

 5 日本の「ウーマン・リブ」とその後



III ネオリベラリズムとポピュリズムの時代の日本の女性政策

 6 男女雇用機会均等法から男女共同参画社会基本法へ

 7 家庭内暴力の争点化からDV法制定・改正,そして児童虐待防止法へ――アメリカと日本の経験



IV フェミニズムに対するバックラッシュ

 8 アメリカにおけるバックラッシュ

 9 日本におけるフェミニズム・バックラッシュの登場と展開



結びにかえて<br>



Feminists in the Modern Political History

Hideo Otake

大嶽 秀夫[オオタケ ヒデオ]
大嶽 秀夫
大嶽秀夫:京都大学名誉教授/東北大学名誉教授

内容説明

女性たちの闘争は、行きづまったのか?「定着による拡散」と「バックラッシュ」の現在、保守政権によって推進される「積極的女性政策」、一方でなお消滅しない身体・家庭の政治、“ガラスの天井”―近代政治史のなかのフェミニズムの意味をいま把握する。

目次

フェミニズムとは何なのか
1 第一波フェミニズムと女性参政権運動(イギリスの参政権運動;フランスの参政権運動;日本の参政権運動)
2 第二波フェミニズム―アメリカと日本のリブ(アメリカにおけるウィメンズ・リブとその後;日本における「ウーマン・リブ」とその後)
3 ネオリベラリズムとポピュリズムの時代の日本の女性政策(男女雇用機会均等法から男女共同参画社会基本法へ;家庭内暴力の争点化からDV法制定・改正、そして児童虐待防止法へ―アメリカと日本の経験)
4 フェミニズムに対するバックラッシュ(アメリカにおけるバックラッシュ;日本におけるフェミニズム・バックラッシュの登場と展開)

著者等紹介

大嶽秀夫[オオタケヒデオ]
1943年岐阜県に生れる。1966年京都大学法学部卒業。専修大学助教授、東北大学教授、京都大学教授、同志社女子大学教授などを歴任。現在、京都大学名誉教授、東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

6
男性の日本政治学者によるジェンダー研究はほとんどないそうである(社会学は事情が異なる)▲メアリ・ウルストンクラーフト『女性の権利の擁護』(1792)。公共の福祉を求める社会民主主義とは、本来は異質(フェビアン協会が社会主義フェミニズムの思想)。従属に対比した自由と依存と対比した独立「愛する。共和主義である。思想史的には、1970年代の第2波フェミニズムはおそらく無意識ながらその再現であろう▲意識高揚(コンシャス・レイジング。今の意識高い?)。元は中国共産党が農民の意識改革に用いたもの。まず個人史を語らせる2018/11/24

ワッキー提督

2
フェミニズムの思想史と、それが現実の政策等にどのように連関していたかについて考察する一冊。特に政治活動としてのフェミニズムが大きく衰退し、反フェミニズムがバックラッシュとして登場する一方で、保守的な政権下で「男女共同参画」「女性活躍」といったテーマが掲げられてきたという現代的な問題への関心がメインテーマである。 一方でその背後にある思想史的潮流や、それが政治思想全体とどのような関係にあったかにも十分な記述が割かれている。2017/07/23

cijimachang

0
不可逆的な流れとして日本政治の中にフェミニズムの思想・主張が組み込まれたという見解(結語)について、不十分だと感じた。その不可逆性は未だ浸透しきっていない。DV法や男女雇用機会均等法が実現したことは事実だがその改正や検討という“次の段階”にこぎつけられていない。そのような事実に鑑みても2017年時点(すでに既に安倍第二次政権下でバックラッシュは加速の一途をたどり続けていた時期)で本書のような結論を出すのは、バックラッシュを推進する立場の「フェミニズムは実現された(のであるからもう位必要ない)」という前提に2022/10/17

くろはる

0
第二派フェミニズムの歴史を知りたくて2022/03/09

0
フェミニズムの政治史だが全体的に期待外れという印象を否めない。歴史にしては史料の検討が甘く、政治現象の分析という意味では議論の一貫性に欠き、比較というには切り口がよくわからない。 なんとなく勉強ノートを本にまとめたというような印象の一冊。2020/07/28

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