別件逮捕・勾留の研究

別件逮捕・勾留の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 310,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130311625
  • NDC分類 327.62
  • Cコード C3032

出版社内容情報

別件逮捕・勾留の適法性の判断基準はどこに求められるのか.取調べ中心の日本の捜査の根本に関わり,学説・判例も錯綜するこのテーマに対し,「事件単位の原則」を確認し「逮捕・勾留と取調べとの関係」を理論的に分析した上で,その判断基準を具体的に提示する.

内容説明

別件逮捕・勾留を巡る議論は、我が国の捜査実務のあり方に対する評価と分かちがたく結びついていることもあって、結論が先行し、厳密な理論的分析に欠ける面があるのではないだろうか。本書では、そのような問題意識から、従来の見解の内容とその根拠を徹底して洗い直したうえで、著者が問題解決の鍵と考える、我が国の起訴前身柄拘束制度の目的に立ち返って、再検討を加えたものである。

目次

第1章 逮捕・勾留と捜査(起訴前身柄拘束の目的;身柄拘束制度の歴史的変遷;起訴前身柄拘束と捜査)
第2章 具体的問題の検討(別件逮捕・勾留の適法性;余罪取調べの限界;逮捕・勾留期間の制限)
第3章 結論(逮捕・勾留の利用と事件単位の原則;別件逮捕・勾留の適法性の判断基準)