公共哲学叢書
丸山真男論―主体的作為、ファシズム、市民社会

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  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130301299
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C3031

出版社内容情報

戦後日本を代表する知識人、丸山眞男をめぐっては、好意的にも批判的にも多くが語られ続けている。誹謗論と護教論の二項対立を超えて丸山解釈の進展を図り、その思惟を未来に向けて批判的に発展させる。

目次

丸山真男と公共哲学―論争的構図
第1部 主体的作為(丸山真男における三つの主体像―丸山の福沢・トクヴィル理解を手がかりに;丸山真男における「作為」論の展開―再解釈と再定式化に向けて)
第2部 ファシズムと市民社会(丸山真男と歴史の見方;丸山真男とレンツォ・デ・フェリーチェ―二つのファシズム論;丸山真男の「市民社会」論;丸山真男の思想的発展―その全体像の批判的再構成)
特論1 「診断者」としてのヴェーバーと丸山
特論2 丸山真男への批判的スタンス―二一世紀公共哲学のために

著者等紹介

小林正弥[コバヤシマサヤ]
1963年生れ。千葉大学法経学部助教授
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