公共圏の歴史的創造―江湖の思想へ

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公共圏の歴史的創造―江湖の思想へ

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  • サイズ A5判/ページ数 321,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130266024
  • NDC分類 210
  • Cコード C3021

内容説明

本書は近代性、あるいは近代思潮に関する研究書である。明治以前に遡る歴史的概念と明治以降の翻訳概念とが、現在、生活世界や政治の領域で交わされている日常語をどのように規定=拘束しているのかを問題として、“公”というカテゴリーをめぐる言説の、流布された自明性を解体し、そのことによって、社会関係の結び目(ソシアビリテ)をより生存しやすい交通様式へと開いている。

目次

歴史的創造という視角
第1部 勧進と社会的交通―結社の可能態(公共負担構造の転換―解体と再組織化;租税公共観の前提―勧進の脱呪術化;メディエーションと権力―近世都市災害史断章)
第2部 王権表象としての結界(都市王権と中世国家―畿外と自己像;隔壁の誕生―中世神泉苑と不可視のシステム;存在被拘束性としての洛中洛外―瀬田勝哉『洛中洛外の群像』によせて)
第3部 江湖の思想(公共性問題の輻輳構造;明治における江湖の浮上;中世禅林と未完のモデルネ)

著者等紹介

東島誠[ヒガシジママコト]
1967年大阪に生れる。1990年東京大学文学部卒業。1992年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1996年日本学術振興会特別研究員。1999年東京大学博士(文学)学位取得。現在、東京外国語大学非常勤講師、東京大学史料編纂所研究機関研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Ikkoku-Kan Is Forever..!!

4
東島は石母田正の「行基問題」を念頭に、「網野善彦以来、中世『公界』論は多彩な議論を呼ぶことになったが、その限界は、『公界』を実体化した形でしか捉えられなかったところにあった」p260という。ここが本書のポイントで、公共というのを関係概念として捉えなおすということ。ただ、その公共概念は如何にして有効化するのか、この点は疑問。(注)2014/12/24

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