出版社内容情報
江戸時代が対象．主として民衆女性の生活を探りつつ，下女，売女（ばいた）といった少数者の実態をもあきらかにし，従来の通説に欠落していた観点を指摘する．〈執筆者〉宮下美智子／長野ひろ子／安国良一／曽根ひろみ／真下道子／桑原恵／倉地克直／藪田貫
目次
近世前期における「家」と女性の生活
農村における女性の役割と諸相
近世京都の庶民女性
「売女」考―近世の売春
出産・育児における近世
近世的教養文化と女性
生活思想における性意識
近世女性のライフ・サイクル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こだま
8
「家」における女性、農村における女性、売女、出産、育児、教養など様々な点から江戸時代の女性を論じています。2016/12/12
メーテル/草津仁秋斗
0
日本の近世の女性の姿を、様々な資料をもとに描き出した本。男の人は「女性にも自由があった」、女の人は「女性は厳しい環境に晒されていた」と書く傾向がある気がする。2015/12/06
