日中関係史 1972‐2012〈3〉社会・文化

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日中関係史 1972‐2012〈3〉社会・文化

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  • サイズ A5判/ページ数 365,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130230636
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C1320

出版社内容情報

日中国交正常化40から年。日中間の主要な社会・文化イベントを軸に、日中相互のイメージの変化と、政治・経済への影響を分析。

日中40年の歩みを各時代の文化イベントを抽出し,日中の相互認識の変化を分析する.日中関係の40年を渉猟する.相互イメージの変化が政治,経済に与える影響を詳述する.あたらしい日中関係史の誕生.

<a href="http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-023061-2.html">日中関係史 1972-2012 I 政治</a>
<a href="http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-023062-9.html">日中関係史 1972-2012 II 経済</a>

刊行にあたって

序章 日中相互認識の四〇年――文化イベントにみる相互イメージの不定型化
はじめに
一 日中の相互イメージを規定するもの
二 本書の基本モチーフ、構成、及びその論点
おわりに

I 冷戦体制化の「日中友好」
第一章 パンダがやってきた! (一九七二年)――中国の対日ソフトパワー史
はじめに
一 パンダと中国外交
二 日中友好とパンダ神話
三 パンダをめぐる新局面
おわりに
第二章 「大平学校」とは何か (1980年)――日中知的交流事業の紆余曲折
はじめに
一 日本語教育から本格的な日本研究へ(一九八〇年代)
二 援助と共生のあいだ(一九九〇年代)
三 対中文化交流事業の旋回(二〇〇〇年代)
おわりに
第三章 進出か、侵略か (一九八二年)――日中歴史認識問題の変遷と課題
はじめに
一 日中国交正常化以前の歴史認識問題
二 日中国交正常化における戦争責任問題
三 日中関係の「蜜月」と教科書・靖国神社参拝問題
四 天皇訪中と村山談話――交錯するベクトル
五 江沢民国家主席の訪日とナショナリズム
六 小泉政権の歴史問題の複雑化
おわりに
第四章 歓迎、中野良子! (一九八四年)――映画による相互イメージの変転
はじめに
一 一九七〇年代
二 一九八〇年代
三 一九九〇年代
四 二〇〇〇年代
おわりに
第五章 もう一つの天安門事件[中国では六・四事件と呼ぶ] (一九八九年)――日中相互認識をめぐる報道フレームの転換
はじめに
一 友好フレームの形成
二 友好フレームの展開と批判
三 ひと時の「開放フレーム」
四 「普遍的価値フレーム」をもたらした天安門事件
おわりに――「普遍的価値フレーム」の課題

II 錯綜する利益とまなざし
第六章 台湾・総統選挙の衝撃 (一九九六年)――日中関係を揺さぶる台湾ファクター
はじめに
一 台湾問題の再浮上
二 「親日台湾」イメージ形成
三 「中国脅威論」と台湾
四 揺れる台湾論と嫌中ムードの定着
おわりに
第七章 酒田短期大学、閉校す (二〇〇二年)――日中留学生交流秘史
はじめに
一 戦後中国人留学生受入れ秘話
二 日本留学のいきさつと経験
三 「逃れられない」日本へ
四 「代替」「手段」から「目的」へ
おわりに
第八章 北京工人体育場の悲劇 (二〇〇四)――スポーツにみる日中関係史
はじめに
一 反日の舞台
二 ピンポン外交――それは政治利用から始まった
三 国家と個人との間――日中スポーツ交流の歩み
おわりに
第九章 大連、吹き荒れるストライキ (2005年)――日本人ビジネスマンが見た企業内摩擦の変遷
はじめに
一 変わる中国のビジネス風土――社会主義の後退が生み出す変化
二 変化しない中国のビジネス環境――関係主義という「文化の型」
おわりに
第一〇章 池袋チャイナタウン構想に「待った」 (二〇〇八年)――日本型共生に向けて
はじめに
一 新華僑と老華僑
二 横浜港開港から四〇年VS日中国交正常化からの四〇年
三 日本の華僑華人社会
四 アイデンティティの変化
おわりに

総索引

【著者紹介】
園田茂人:東京大学東洋文化研究所教授

内容説明

パンダの来日から池袋中華街構想まで、40年間の特筆すべき社会・文化的事象を取り上げて、日中相互のイメージの変容とその政治、経済領域への影響を考察し、社会・文化的視点から日中関係を俯瞰する。

目次

日中相互認識の四〇年―文化イベントにみる相互イメージの不定型化
1 冷戦体制化の「日中友好」(パンダがやってきた!(一九七二年)―中国の対日ソフト・パワー史
「大平学校」とは何か(一九八〇年)―日中知的交流事業の紆余曲折
進出か、侵略か(一九八二年)―日中歴史認識問題の変遷と課題
歓迎、中野良子!(一九八四年)―映画による相互イメージの変転
もう一つの天安門事件「中国では六・四事件と呼ぶ」(一九八九年)―日中相互認識をめぐる報道フレームの転換)
2 錯綜する利益とまなざし(台湾・総統選挙の衝撃(一九九六年)―日中関係を揺さぶる台湾ファクター
酒田短期大学、閉校す(二〇〇二年)―日中留学生交流秘史
北京工人体育場の悲劇(二〇〇四年)―スポーツにみる日中関係史
大連、吹き荒れるストライキ(二〇〇五年)―日本人ビジネスマンが見た企業内摩擦の変遷
“池袋チャイナタウン”構想に「待った」(二〇〇八年)―日本型共生に向けて)

著者等紹介

園田茂人[ソノダシゲト]
東京大学大学院情報学環・東洋文化研究所教授。1961年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。2009年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

5
第二次四川大地震に見舞われている中国。中国語では「大熊猫」と称されるパンダ(28頁)。評者は幼い頃、上野動物園で「立ち止まらないでください」とか言われてちょいと見えたのを思い出した。文化外交。文化はJ.ナイのソフトパワーというのは知っていたが、中国との関係ではどうか。ODAはあくまで開発であり、文化ではないと思えるが。そして、日本よりも中国の方が世界2位の経済力を持っているのだから、ODAは地震支援ぐらいでいいような気もする。むしろ、PM2.5の大気汚染防止のような環境保全面での外交をお願いしたい。2013/04/22

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