出版社内容情報
地図や画像,そしてあらゆる人間社会を構成するモノ・行為など新たな歴史史料から60項目を厳選し,第一線で活躍する研究者たちが歴史に対する多様な視点・ひろがり,そして新たな発見に出会う魅力を語る.
内容説明
ひろがる史料、あらたな視点。厳選した六〇の史料から第一人者が切り拓く日本史研究の最前線。
目次
1 新たな史料の「発見」(行為をよむ;場・空間をよむ;メディアをよむ)
2 文字史料を問い直す(コトバと行為と文字;モノ/文字のあらわすもの;史料としての書物)
3 「わたし」とは何か―名乗り・名付けの歴史学
著者等紹介
鵜飼政志[ウガイマサシ]
東京経済大学100年史編纂室
蔵持重裕[クラモチシゲヒロ]
立教大学文学部
杉本史子[スギモトフミコ]
東京大学史料編纂所
宮滝交二[ミヤタキコウジ]
埼玉県立博物館
若尾政希[ワカオマサキ]
一橋大学大学院社会学研究科
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
3
恩師高橋公明先生の倭寇の解説。先生は健康と開発など、日本史学、特に海を舞台としたダイナミックな外交の歴史を専門にしておられるようだった。先生は歯切れ良い日本語、そして英語を話されたのを昨日のことのように思い出した。ほんと、懐かしい。たまには再会してみたいが。名古屋の市バスで遭遇したのが最後だったな。「限られた史料を誠実に解釈し、想像力を駆使して、ある時代のある部分の再構成をすること」(47ページ上段)。なかなか味のある史学者の思索の結晶だと思う。先生は今の領海侵犯問題なども史的に分析されているのだろうな。2013/01/19
onepei
0
さまざまな話題が4ページで取り上げられる。興味深い話題がたくさん。2014/07/09