出版社内容情報
量的研究の流れを概観し、研究デザインの立て方をわかりやすくガイド。統計をツールとして使いこなせるように導く。
臨床心理学のすぐれた研究例から量的研究の流れを概観し,例題や留意点をまじえて,データ分析までスムーズにつながる研究立案のステップをわかりやすくガイド.問いを深め,研究をかたちづくるために,心理統計をツールとして使いこなせるように導く.
第I部 量的研究を始める前に
1 臨床心理学において量的研究法をまなぶこと
2 研究例1:心理療法の効果研究
3 研究例2:心理的問題のメカニズム研究
4 研究例3:アセスメントツールについての評価研究
5 量的研究のプロセスと基本的なロジック
第II部 研究立案のためのガイド
6 変数と研究アプローチの選択
7 実験研究I――問いを深める工夫
8 実験研究II――デザインを強くする工夫
9 調査観察研究――変数間の関係についてのモデリング
10 個に注目した研究
11 より多様な研究へ
第III部 データの分析の方法
12 量的研究で用いられる分析法について
13 2変数データの分析法
14 多変数データの分析法
15 その他の分析法と信頼性指標
終
【著者紹介】
南風原朝和:東京大学大学院教育学研究科教授
内容説明
問いを深め、研究をかたちづくるために―心理統計を関連領域にも応用可能な「ツール」として利用する。実際の論文を例に、データの分析までスムーズにつながる研究立案のステップをわかりやすくガイド。
目次
第1部 量的研究を始める前に(臨床心理学において量的研究法をまなぶこと;研究例1:心理療法の効果研究;研究例2:心理的問題のメカニズム研究 ほか)
第2部:研究立案のためのガイド(変数と研究アプローチの選択;実験研究1―問いを深める工夫;実験研究2―デザインを強くする工夫 ほか)
第3部 データ分析の方法(量的研究で用いられる分析法について;2変数データの分析法;多変数データの分析法 ほか)
著者等紹介
南風原朝和[ハエバラトモカズ]
1953年生まれ。1977年東京大学教育学部教育心理学科卒業。1981年アイオワ大学大学院教育学研究科修了。Ph.D.現在、東京大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。