内容説明
洋の東西における表象としての死、文化としての死についていくつかの切り口から論じる。
目次
1 死と死後をめぐるかたちとイメージ(言葉とイメージ―ダンテの地獄と源信の地獄;ローマ帝政期の墓における市民の自己表現;『往生要集』と近世小説―日本における「地獄」イメージの流布;東アジアにおける死屍・白骨表現―「六道絵」と「〓(こ)髏幻戯図」)
2 慰霊と追悼の文化と政治(歌舞伎の慰霊―追善と襲名;清正公考―死してのち木像と銅像を遺すことについて;長崎平和公演―慰霊と平和祈念のはざまで)
著者等紹介
小佐野重利[オサノシゲトシ]
東京大学大学院人文社会系研究科教授(美術史学)。1951年生。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学
木下直之[キノシタナオユキ]
東京大学大学院人文社会系研究科教授(文化資源学)。1954生。東京藝術大学美術学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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