出版社内容情報
ことばを理解し,使用する心的過程のうち,語を読み書きする過程に的をしぼって,最新の実験心理学研究を紹介し,神経心理学や人工知能の研究を参考にしつつ,記号と意味の関係を理論的に考察し,認知心理学と神経生理学の接点をさぐる.補稿:笹沼澄子
内容説明
今日ほど、語の読みとりの基礎研究が必要とされる時はない。ワープロ時代のインターフェイス設計の基礎ともなる情報処理モデルを、実験および神経心理学から提唱。
目次
1章 語とは何か
2章 読語過程の実験心理学的分析
3章 読語過程の理論的考察
4章 難読症と読語過程
5章 日本語読語過程の実験心理学的分析
6章 日本語読語過程の理論的考察
補稿 脳損傷に起因する読みの障害