出版社内容情報
哲学、数学、情報科学に必須の記号論理学を、中級者を対象にさらなる理解へと導くテキスト。30年に及ぶ講義をもとにした集大成。
記号論理学における中級者を対象にしたテキスト.この領域の代表的理論を学び,数学の抽象化を推し進めた束論および圏論を援用して理解を深める.さらに「論理語がなぜ基本的と見なされるか」などの知識をめぐる根本的な問いを考察.30年間の講義をもとにした集大成.
第I部 記号論理の基礎理論
第1章 推理論――述語論理
第2章 計算論――帰納理論
第3章 計算論――λ計算論
第4章 集合論――公理的集合論ZFC
第II部 束論および圏論と記号論理
第1章 束論
第2章 記号論理と束
第3章 圏論
第4章 記号論理と圏
第III部 記号論理への知識論的考察
第1章 論理語の原始性
第2章 計算論における両義的領域
第3章 選択公理ACの正当性
付 録 ゲーデル不完全性定理について
【著者紹介】
清水義夫:千葉工業大学名誉教授
目次
第1部 記号論理の基礎理論(推理論―述語論理;計算論1―帰納理論;計算論2―λ計算論;集合論―公理的集合論ZFC)
第2部 束論および圏論と記号論理(束論;記号論理と束;圏論;記号論理と圏)
第3部 記号論理への知識論的考察(論理語の原始性;計算論における両義的領域;選択公理ACの正当性)
結び―学全体の中での記号論理の位置など
付録 ゲーデルの不完全性定理
著者等紹介
清水義夫[シミズヨシオ]
1939年東京に生まれる。1963年東京大学文学部哲学科卒業。1967年東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。千葉工業大学情報科学部教授を経て、千葉工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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