プラトン饗宴―訳と詳解

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  • サイズ A5判/ページ数 418,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130101295
  • NDC分類 131.3
  • Cコード C3010

出版社内容情報

ギリシア語のテクストに徹底的に分け入り、新訳と詳細な解説で、古典の新たな魅力を甦らせる一冊。ソクラテスを中心に七人がエロスへの賛美を競った物語――この作品だけが,特定個人との対話でないのはなぜか.過去の語りが二重化されているのはどうしてか.そこに書かれなかった未知を読み解く.ギリシア語のテクストに徹底的に分け入り,正確な訳と詳細な註で,古典の新たな魅力を甦らせる一冊.



まえがき

凡例

登場人物



I 『饗宴』訳

1 昔の宴会の噂

2 「美しくなったソクラテス」の誘い

3 宴会の始まり――恋の神エロスを賛美して

4 パイドロスの話――恋の神エロスは偉大なり

5 パウサニアスの長い話――二つのエロス神と法律

6 アリストパネスのしゃっくり――芸術家の野心

7 エリュクシマコスの話――エロスの統一科学

8 アリストパネスの話――人間本性の切断事件と性愛の秘密

9 封じられたソクラテスの問答

10 アガトンの話――恋は人を詩人にする

11 ソクラテスとアガトンの対話――賛美の言葉の虚実

12 ディオティマとソクラテス1――エロスは神と人間の中間者

13 ディオティマとソクラテス2――人間は身心ともに妊娠中

14 ディオティマとソクラテス3――永遠不死を求めて(小秘儀)

15 ディオティマとソクラテス4――〈美しい〉それ自体への登高(大秘儀)

16 酔ったアルキビアデスの登場――ソクラテス賛美へ

17 アルキビアデスの話1――ソクラテス「体験」と葛藤

18 アルキビアデスの話2――誘惑物語とソクラテスの真実

19 宴が終わって

訳注



II 『饗宴』詳解

1 『饗宴』をめぐる背景とその位置

2 『饗宴』の構成――昔の宴会を語り直す秘密

3 『饗宴』の舞台設定

4 『饗宴』の展開

5 いま再び,美しくなったソクラテス

詳解註

あとがき

『饗宴』に関連する歴史

主な文献

索引

プラトン[プラトン]
プラトン
山本 巍:東京大学名誉教授

山本 巍[ヤマモト タカシ]

内容説明

エロスの賛美を七人で競った物語―この作品だけが、特定個人との対話でないのはなぜか。過去への語りが二重化されているのはどうしてか。書かれなかった未知を読み解く。ギリシア語のテクストに徹底的に分け入り、正確な訳と詳細な註で、古典の新たな魅力を甦らせる。

目次

1 饗宴 訳(昔の宴会の噂;「美しくなったソクラテス」の誘い;宴会の始まり―恋の神エロスを賛美して;パイドロスの話―恋の神エロスは偉大なり;パウサニアスの長い話―二つのエロス神と法律 ほか)
2 饗宴 詳解(『饗宴』をめぐる背景とその位置;『饗宴』の構成―昔の宴会を語り直す秘密;『饗宴』の舞台設定;『饗宴』の展開;いま再び、美しくなったソクラテス)

著者等紹介

山本巍[ヤマモトタカシ]
1945年愛媛県に生まれる。1970年東京大学教養学部卒業。1981年東京大学助教授。1990年東京大学教授。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

xivia | ゼビア

2
『饗宴』を読む人には是非読んで欲しい研究書です.プラトンの著作の読み方の参考になると思います.とても面白く読みました.『饗宴』を再読して印象深かった点は201C(この本では239頁で解説)のSocratesがAgatonに真理こそ権威であると伝えようとする件です.2020/06/23

さりー

1
アガトン、ソクラテス組とそれ以外4人に分けるより、しゃっくりで順番が変わり、前半後半3人ずつで常識の範囲内の考え・後半は独創的な考えというわけ方が面白かった。だがやはり詳解部分が長く、え、それは解釈から飛び出して考えすぎなのではないか?と思ってしまう部分も少しあった。その場で言い返せない芸術家〜〜は芸術家は批判されても現場で言い返せないものをあらわす、など。ギリシャ語部分の解説が多いのも本当に良いところだった!もっとギリシャ語を勉強してから、もう一度ギリシャ語のところの解説をじっくり読んでみるのも楽しそう2019/06/17

rinv0925

1
木原ゼミ オフィスアワー読書会 2017/01/25

0
アリストパネスの話を深めたい2022/04/29

ryu

0
一度読んだ位では、書かれている内容を正しく理解する事は難しいが、部分的には理解出来たと思われるので、何度も繰り返し読み解読することが必要な本です。 ソクラテスに似ている考え、生き方を私自身の中に発見できたのは、大きな収穫であった。2020/08/15

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