出版社内容情報
東京大学文学部発、世界を読み直し、言葉を編み直すシリーズ、全3巻刊行開始!
ヒト特有の属性でもあり,人文知を形成する基本でもある「心」と「言葉」.「私」と外部,現在と未来は,言葉によってどう結ばれ,つながれるのか.その中で心はどのように自らを表現し,また自らをつくり直していくのか――いま,世界はどのように構築されるのかをめぐる知的冒険の端緒が開かれる.
序 心と言葉への問い――言葉を心につなぐもの(林 徹)
I 問題の原型
1 心はいかに自己と他者をつなぐのか(唐沢かおり)
2 心・言語・文法――認知言語学の視点(西村義樹)
3 心が先か言葉が先かの対立を終わらせる一つのやり方について(戸田山和久)
II 問題の展開
4 こと・こころ・ことば――現実をことばにする「視点」(木村英樹)
5 言葉によってどのように「心」が表現されるのか (渡部泰明
6 ことばは社会と文化をどのようにつくり変えるのか――社会問題の構築(赤川 学)
III 問題の拡大
7 イメージ/絵画は「心」の交感の場 (小佐野重利)
8 音楽はどのように言葉や図像とかかわるのか――ベートーヴェン《月光》をめぐるマルチメディア的想像力(渡辺 裕)
9 古代中国人の言語風景――空間と存在の関わり(大西克也)
あとがき(唐沢かおり)
【著者紹介】
唐沢 かおり
唐沢かおり:東京大学大学院人文社会系研究科教授
内容説明
世界を読み直し、言葉を編み直す。今、ここにいる「私」に迫ることから、世界はどう構築されるのかをめぐる知的冒険の端緒が開かれる!
目次
1 問題の原型(心はいかに自己と他者をつなぐのか;心・言語・文法―認知言語学の視点;心が先か言葉が先かの対立を終わらせる一つのやり方について)
2 問題の展開(こと・こころ・ことば―現実をことばにする「視点」;言葉によってどのように「心」が表現されるのか;ことばは社会と文化をどのように作り変えるのか―社会問題の構築)
3 問題の拡大(イメージ/絵画は「心」の交感の場;音楽はどのように言葉や図像とかかわるのか―ベートーヴェン“月光”をめぐるマルチメディア的想像力;古代中国人の言語風景―空間と存在との関わり)
著者等紹介
唐沢かおり[カラサワカオリ]
東京大学大学院人文社会系研究科教授
林徹[ハヤシトオル]
東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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okhiro
すんだ