出版社内容情報
日本は事実上の博物館大国でありながら,将来を展望した有効な施策がうちだせないでいる.本書は新しい博物館学の道を探るために,フランスのこの十数年間のさまざまな動きをとらえ,その意味を考えながら,「博物館」を論じ,創造的に展開させる.
内容説明
展示公開の旧態から歴史の現在性へ。街になった博物館、大ルーヴル改造計画。文人政治家アンドレ・マルロー、鋭敏な美術史家アンドレ・シャステルそして文化大臣ジャック・ラングの手になる文化事業推進のドキュメント。
目次
第1章 学芸制度改革(博物館制度;文化財保存監督官制度 ほか)
第2章 継続的事業(総目録;歴史建造物 ほか)
第3章 大ルーヴル建設(改造前史;計画立案と改修工事 ほか)