C・novels fantasia
キリス=キリン〈2〉魔術師の塔

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  • サイズ 新書判/ページ数 266p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784125009162
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

キリス=キリンがついに青の女王に対し叛乱の狼煙をあげた。少年は女神に逆らい王のために魔術を使うが―!?

内容説明

「僕はこの世界の力だ」僕は囁いた。「許してください。三女神よ。でも、服従することで全てが滅びるという時に、どうして従えるものでしょう。許してください。母神イーよ。もしも、僕のすることが間違っているというならば。イーロンが来ないなら、僕が行きます」青の女王に対する北域の民の不満は日に日に高まり、森の王キリス=キリンは、ついに叛乱の狼煙をあげることに!一方、三女神の下で魔術を学ぶ少年ジェセックスは、誓約により魔術を行使することを禁じられ、戦渦が広がる中、無力な自分へのいらだちを抱えていた。残された希望は、王を救うと預言された魔術師イーロンの到来のみ。長い間封じられたアーセンの森を出軍する王に、女王は切り札である白の魔術師を投入し、攻撃を仕掛けてきた―。

著者等紹介

グリムズリー,ジム[グリムズリー,ジム][Grimsley,Jim]
1955年生まれ。ノースカロライナ大学チャペルヒル校を卒業後、作家、劇作家として数多くの作品を発表。初のファンタジー小説となる『キリス=キリン』で2000年ラムダ文学賞(SF/ファンタジー部門)を受賞。アトランタ在住

沢田澄江[サワダスミエ]
1970年生まれ。青山学院大学卒、白百合女子大学大学院修了。英米文学、児童文学を学ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

23
どういうテンションで読んで良いのか不明で、イマイチ心から楽しめないのだけれど、日本のBLとは違って、そっち要素はオマケ。どちらかというと、正統なファンタジーの感じが近い。ただし、このアメリカならではのキラキラ感が苦手だなぁ。どうしても作り物めいて見えてしまう。文句を言いつつ、終わりまでは読むつもりです。2023/01/21

朱音

4
ファンタジー的部分の描写は美しくなかなか絵画的。1巻でもなんとなくBL風味を匂わせないでもなかったのだが、堂々と描かれるとなんだが納得してしまうものなのだなぁ。「男と男、女と女の愛は異常とされている地域もあるんだ」(意訳)とあっけらからんと言われてしまうと、それが当然、と思うではないか(思わない…かも)男女間、にしないのが作者のこだわりなのだようだが、ひっかかる私が「お堅い」んだろうな(「BLキライ」じゃないんだけど)2009/08/31

usamomo

2
イーロンはジェセックスだった!っていうのはもう最初から気づいていたのであれですが、今回は展開がすごく速かったですね。キリス=キリンの嫉妬から始まって魔女との戦い、そしてイーロンとなり、最後のまさかのあの血の繋がりにはちょっと感動してしまいました。 そしてやっと二人が結ばれてホッとしましたね。これから最後の戦いが始まるのでしばしの休息といった感じでとても素敵な読了感でした。2012/07/07

nyan

1
魔術師の戦いに真剣になる。一方で、2人の恋が気になって気になって、いいのだろうか。途中、ジェセックスが魔性の少年に見えた。2010/01/25

海星梨

0
ようやく二人がひっついて、ひとまず安心しつつも、幸せは続かないようでちょっと残念。再読なのに、全然覚えがないと思いきや、ところどころ記憶にあるw 淡々とした語り口がやっぱりイイ。こういうファンタジ+αみたいなのもっと読みたいな。BLというよかもうゲイ小説のほうが近いよねw2015/03/03

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