内容説明
ミオの耳にその“声”は届いた。声は、青くどこまでも続く空を悠々と飛びまわる鷹に呼びかけている。空の下には視界の果てまで赤い大地が広がり、彼方に黒い人影がたたずむ。やがて、鷹は声の主に向かってすべるように舞い降りて行き…。隣国アティスの侵攻。混乱おさまらぬリグリアの地に新たな動乱の波が密かに押し寄せる。新シリーズ開幕。
著者等紹介
三浦真奈美[ミウラマナミ]
1989年、コバルトノベル大賞でデビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帆
1
はじまりはじまりーなところで終わってるのでまだ何とも言えないですね。一番気になるのはレシェフ。淡々といろいろ受け流しちゃってるけど実はミオ並みに不運だし幸運な気がします。この話の中でどこに属してるか全然分からなかった彼は何なんだろう。2011/10/02
光霞
0
good.再読。大好きなこのシリーズ。でも久々に読んでみると、一巻はまだまだ序章といった具合でした。父親の薫陶を受けて知識は豊富でも世間知らずな箱入りボンのミオ。ただ自尊心が高くてちょっと鼻につく少年だった彼が、この先指揮官として、人として成長していくのが楽しみです。三浦さんは理不尽を書くのがすごく上手で、読み切った後ももやっと感が残るけど、それでも好みです。爽快なシーンはドストライクだし。甘くないし単純なハッピーエンドには決してならないからこそ、とても惹かれてしまいます。2012/01/29
ほしもち
0
まだまだ序盤なので今ひとつだった。そのうちトントン拍子で出世していくのかな?2011/07/24
ahiru
0
こういう王道な作品はとても好き。
黒にゃんこ
0
結構王道の立身出世物語ではあるのだけど、このシリーズは大好きですね。やっぱり人心を掌握していって、どんどん戦功を立てていくという展開は面白い。読んでいる人が少なそうなのは非常に残念…