出版社内容情報
起業数圧倒的1位を誇る東大の「起業」講義をここに。逆説的で反直感的なスタートアップ思考であなたも爆発的成長を遂げよ!
内容説明
爆発的成長を遂げる組織を指す「スタートアップ」。起業や新規事業が求められる今、その方法論は高い価値を持ち、「日本が健全な社会を維持するために不可欠」と著者は主張する。なぜ今スタートアップが必要とされるのか?なぜ東大生はそれを学ぶのか?逆説的で反直観的な思考法であなたも革新せよ!
目次
前章 スタートアップとは
第1章 アイデア―「不合理」なほうが合理的
第2章 戦略―小さな市場を独占せよ
第3章 プロダクト―多数の「好き」より少数の「愛」を
第4章 運―それはコントロールできる
終章 逆説のキャリア思考
著者等紹介
馬田隆明[ウマダタカアキ]
1984年生まれ。東京大学産学協創推進本部、東京大学本郷テックガレージ・ディレクター。University of Toronto卒業後、日本マイクロソフト株式会社にてVisual Studioのプロダクトマネージャ、テクニカルエバンジェリストとして数多くのスタートアップを対象に、技術面とビジネス面での支援を行う。現在は東京大学にて学生や研究者のスタートアップ支援活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田健雄
39
若いのに、いい経営書を書くねと思った。この本は、緩い磁力をもった性質を持ち、私は、クリップみたいに、離れては、ひっついて、2日で読んでしまった。30才以上も歳が離れているので、「感動しました」とは書けません。経営学の概念も、「どーたら、こーたら」とか、知ったかぶりして言いません。経営学書は、読後感が爽快であれば、良書です。この本は、その意味で、スタートアップに関する著作では、良書と思います。2017/07/28
KAKAPO
28
スタートアップとは、急成長する組織のこと。「はじめに」の物語に登場するスタートアップの中で、私が知っていたのは、Facebook・Instagram・Amazonだが、いずれもITを余すことなく活用している企業であり、当然のことながら本の前半はスタートアップにはITありき、という雰囲気が漂う。話はスタートアップに重要なアイデア・戦略・プロダクトの順で進むが、ITを利用する側にいる私にとって、前半は少々読みにくかったので、第3章のプロダクトから読み始めたところ理解が進み、俄然面白くなって駆け足で読み終えた。2018/03/30
はるわか
21
スタートアップは反直観的。世界の不確実性を利用。スタートアップとは短期間で急速に成長する一時的な組織体。①アイデア:不合理なほうが合理的。着目すべきは劇的に変化するテクノロジ。べき乗則。②戦略:小さな市場を独占せよ。競争ではなく独占、競争したら負け犬。急成長する市場を狙う。長く独占する。先行利益よりも終盤を制する。独自の価値と独自のやり方。何をしないかを決める。最高を目指さない。③プロダクト:多数の好きより少数の愛を。欲しがるものをつくる。ローンチ。継続率と離脱率、口コミで愛を測る。運はコントロールできる2017/07/25
nekozuki
15
会社の方に紹介いただき読了。最後のキャリアへの応用はなかなか面白い。内容面で特に気になったのは、小さい(が今後急成長する)市場の独占は、国内のほとんどのスタートアップができていないし、そもそも市場分析が雑だということ、CEOはファイナンス等に詳しくなくていいとあるが、それであれば詳しいメンバー(CFO)は必須で、ファイナンスの巧拙次第でスケールできるか否かは大きく変わるということ。2018/01/12
なつこ
7
個人的にはとてもよかったーーー!GW明けからまたエンジンかけて頑張ろうと思えた!ときどき読み返す一冊になるな。2017/05/05