中公新書<br> ニホンカモシカのたどった道―野生動物との共生を探る

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中公新書
ニホンカモシカのたどった道―野生動物との共生を探る

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121015396
  • NDC分類 489.85
  • Cコード C1245

内容説明

九州にニホンカモシカはいるのか―著者が従事した調査は“幻の動物”の生態を探る目的で始まった。のちに特別天然記念物に指定され、大繁殖したカモシカは、森林乱伐により住みかを追われて植林地に出現。若木を食い荒らして「保護か駆除か」の激しい論争を巻き起こした。野生動物と人間の共生はどうすれば可能なのか。カモシカの研究に半生を捧げ、食害問題の対策に尽力した動物生態学者が、自然保護のあり方を考える。

目次

序章 カモシカ研究事始め
第1章 ニホンカモシカとはどんな動物か
第2章 反芻類としてのカモシカ
第3章 生まれてから死ぬまで
第4章 ニホンカモシカを追う
第5章 「カモシカ問題」とは何か

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2022/08/01

サメ社会学者Ricky

0
駆除されたり保護されたりのカモシカと人間の関わりについての本。自然保護の重要性が今よりはっきり押し出されているのは、当時まだ環境省が庁で、本書の内容通り自然を経営資源くらいにしか考えない連中が多かったからかもしれない。自然は人間のものじゃないけど自然との関わりなしには生きていけないから、うまく折り合いをつけていきたいもの。2017/09/16

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