内容説明
ヴェトナムは一億人の国になろうとしている。ヴェトナム戦争では大きな犠性を払いながら独立を堅持、経済成長のダイナミズムは二十一世紀のヴェトナムの発展を約束している。このエネルギーはどこから生まれるのだろうか。ヴェトナム人のこころ、民族の象徴として親しまれている建国の王フンヴォン(雄王)から、独立の指導者ホ・チ・ミンに至る歴史群像を語り、あくなき抵抗と独立の戦いに勝ち抜いてきた逞しい国民性の根源を探る。
目次
序章 ヴェトナムとインドシナ
第1章 中国支配の時代
第2章 独立そして国のかたち
第3章 南進の時代・国際社会との出会い
第4章 フランス植民地時代