中公新書<br> 市場システムを超えて―現代日本人のための「世直し原論」

中公新書
市場システムを超えて―現代日本人のための「世直し原論」

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  • サイズ 新書判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121013088
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C1230

内容説明

人は経済のために生きるのではない。人が生きるために経済はある。しかし史上最強の経済システムである資本制下にあって「豊かさ」の追求は競争原理と欲望生産の暴走を生み、われわれはモラル喪失状況にある。いま必要なのは「豊かさ」を「幸せ」に代え、生きることの意味を問い直すことである。ミクロ理性とマクロ理性、エゴイズムとアルトルーイズム、「自由」の意味等を複眼的に再検証し、実行可能な具体的プログラムとしての提示を試みる。

目次

序章 問題点と展望
第1章 人間生活にとって商品経済とは何か
第2章 資本制経済の強さの秘密
第3章 富国の興隆と衰退
第4章 市場システムは超えられるか―(その1)生産力過剰の理論
第5章 市場システムは超えられるか―(その2)需要に応じた供給へ
第6章 エゴイズムは超えられるか
第7章 職分社会の構築へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

81
どちらかというとマルクス系経済学者による市場主義経済批判の著書だといえるのではないでしょうか?昔のマルクス経済学者とは違ってきちんと最近の世界経済情勢を認識したうえでの論点でそれなりにポイントは外していないと思われます。このような本を時たま読むことによって少し視点を変えることも必要ではないかと思います。今の経済状況はアメリカの後追いのような状況になっていると思われます。2015/09/22

はるのおかし

1
経済と軍事の関係の議論が面白かった2008/05/23

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