内容説明
20世紀初頭オーストラリアが布いた「白豪主義」政策は、アジア系移民の流入を拒否した。しかし1966年に白豪政策を放棄していらい、オーストラリアへは高度の才能を持ち勤勉な大勢の人々がアジア地域から移民し、ダイナミックな混合を見せ多文化国家を形成している。幕末より160年に及ぶ関係を共有する日本とオーストラリアは、グローバリゼーション時代を迎える今日、いかなるアジア・ネットワークを築きうるか、その道筋を探る。
目次
第1章 日豪関係―歴史的概観
第2章 すべての道は東京に通じる
第3章 こんにちのオーストラリア
第4章 オーストラリアにおける日本のイメージ
第5章 オーストラリアから見る日本の国際的役割