目次
序章 アメリカ人と訴訟社会(訴訟社会の実態;法律万能国家アメリカの成り立ち;アメリカの法制度の沿革)
第1章 テキサコ対ペンゾイルの死闘(ゲッティ・オイルをさらったテキサコの奇襲戦法;ペンゾイルの積極果敢な反撃;テキサコの“ウルトラC”的法廷闘争;M&Aに揺れるアメリカ企業社会)
第2章 コピー文化への警鐘(ベータマックス訴訟;ソニーによる広報訴訟戦略;コピー文化の横行)
第3章 知的所有権を守れ(産業スパイ事件;IBM対富士通ソフト著作権侵害紛争;知的所有権をめぐる日米紛争)
第4章 史上最大のアンビュランス・チェイシング(史上最大の産業災害;フォーラム選定の背景;アメリカの事件屋弁護士;弁護士王国アメリカ)
第5章 PL訴訟と保険危機(アスベストメーカー・マンビル社の悲劇;アメリカにおけるPL訴訟;訴訟の洪水が招いた保険危機;改革に向けて―連邦PL法の制定)
第6章 インサイダー取引を逃がすな(ボウスキー事件;インサイダー取引はなぜ違法か;アメリカにおけるインサイダー取引規制の内容;わが国におけるインサイダー取引;わが国になぜ「規則10b‐5訴訟」がなかったか)
終章 アメリカ人と付き合う法(日本人の対外交渉力;ルール尊重の姿勢を示す;法的にみたアメリカ衰亡論と日本)