中公新書<br> 外国人による日本論の名著―ゴンチャロフからパンゲまで

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中公新書
外国人による日本論の名著―ゴンチャロフからパンゲまで

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121008329
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C1200

内容説明

幕末日本は異国人に扉を開いた「謎と神秘の国」であった。以来130年、世界第2の経済大国に成長した「奇蹟」に至るまで、外国人のわが国に対する関心は、書き手・内容共に多彩な日本論を生み出した。このうち、ゴンチャロフの『日本渡航記』からM・パンゲ『自死の日本史』まで、創見に富み、思いもかけぬパースペクティブを示し、それによって日本人の自己認識を深め豊かにしてくれる秀れた日本人論42篇を選んで解説する。

目次

I・A・ゴンチャロフ『日本渡航記』
E・サトウ『一外交官の見た明治維新』
W・E・グリフィス『皇国』
黄遵憲『日本雑事詩』
P・ローエル『極東の魂』
B・H・チェンバレン『日本事物誌』
L・ハーン『知られぬ日本の面影』
フレイザー夫人『日本における外交官の妻』
L・リース『日本雑記』
E・F・フェノロサ『東亜美術史綱』
E・S・モース『日本その日その日』
R・タゴール『ナショナリズム』
W・モラエス『おヨネとコハル』
P・クローデル『朝日の中の黒い鳥』
B・タウト『日本の家屋と生活』
R・ベネディクト『菊と刀』
D・キーン『日本人の西洋発見』
R・バルト『表徴の帝国』
E・O・ライシャワー『ザ・ジャパニーズ』
金素雲『天の涯に生くるとも』
李御寧『「縮み」志向の日本人』
E・サンデンステッカー『東京下町山の手1867―1923』
M・パンゲ『自死の日本史』〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tyfk

8
ロランバルト『表徴の帝国』を小林康夫がどう評してたか気になって確認。1987年か。ふーん、「云うまでもなく、それは外国人であるがゆえに可能な特権的な関係である。同様な関係を日本に対してもつ可能性をはじめから奪われているわれわれ日本人としては、われわれの知るこの国と一人の外国人とのあいだに、魅惑と愛とのこのように幸福な出会いが訪れたことを、幾分かの羨望を交えつつ、素直に喜ばなければならないだろう。」2024/02/26

isao_key

8
明治維新前後から現在までの外国人による日本人論42篇を解説、紹介した本。手持ちの本で既読、未読あわせて10篇しかない。まず読んでみたいのが、中国の知日派3名の日本人論。3名とも漢籍につうじた当代の知識人であり、時代を読む確かな目を持っていた。特に戴李陶『日本人論』について『菊と刀』にも比肩し得る、ある面では凌駕する好著と絶賛している。他にはジョゼフ.C.グルー『日記』、マリウス.B.ジャンセン『坂本龍馬と明治維新』も再刊されたので読みたい。ただR.N.ベラー『徳川時代の宗教』が入っていなかったのが残念。2013/07/11

にゃん吉

4
幕末以降昭和までの外国人が著した日本論の概要を紹介。欧米だけでなく、エジプト、インド、フィリピン、東アジア等の多様な地域の人々の日本論が紹介されているのが特色でしょうか。当時の日本の状況、著者の来日の有無、目的や、職業等の属性によって、日本に対する関心、捉える視点等も様々で興味深い。本書で紹介された著作には、翻訳がなかったり、入手しにくそうなものも多々あるようなのが残念です。クローデル「朝日の中の黒い鳥」については、ネットで見る限り、その後翻訳が出たようですが、既に絶版のようで、残念。       2020/04/04

壱萬弐仟縁

1
42の外国人の日本に対する様々な印象書物に収め、まとめてあるの。例えば、E.S.モース『日本その日その日』は、「あくなき好奇心と物に驚く柔軟な心、また日本人なら当り前のこととして見逃してしまう庶民の生活文化のちょっとした事などの中にも驚くべきもの、すぐれたものを発見する外国人の目を持った」(p.115)人であった。このことは、地域振興で住民が見落としている地域資源発掘にも言える。相対化の視座を提供している。また、巻末の李御寧『「縮み」志向の日本人』も収録されており、講談社の英文と邦訳と合わせて味読したい。2012/05/20

tiki

1
読んでみたい本を見つけるための本。コンパクトにまとめられている。2009/04/05

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