中公新書<br> 歴史的仮名遣い―その成立と特徴

中公新書
歴史的仮名遣い―その成立と特徴

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  • サイズ 新書判/ページ数 194p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121008107
  • NDC分類 811.56

内容説明

古典古文には使用されており、また終戦までの学校教育には採用されていた歴史的仮名遣い―いまの「現代仮名遣い」にもその姿をとどめている歴史的仮名遣いは、いつ、どういう原理に基づいて成立したのだろうか。本書では、定家仮名遣い、契沖の仮名遣いをへて近代初めに定式化されるに至る道筋を辿る。

目次

1 仮名遣いはなぜ起ったか―いろは歌の成立とその展開
2 仮名遣いの説の始まり―定家仮名遣いの出現
3 中世における仮名遣い説の諸相―定家仮名遣いへの追随と批判
4 仮名遣いの説の大転換―契沖の仮名遣い説
5 歴史的仮名遣いの発展―契沖説の継承と考証の深まり
6 字音仮名遣いについての研究―漢字音研究の仮名遣い説への導入
7 明治時代以後の仮名遣い―歴史的仮名遣い飛躍的普及

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2024/01/15

読書記録(2018/10~)

2
いつから所持していたのか、だいぶ昔に読んで挫折した本。専門的なので、少々取っ付きづらい。少し勉強した後だからこそ、理解が進んだ。歴史的仮名遣いの実践ではなく、歴史を述べた本(実践を学ぶなら、昔上司に勧められた福田恆存『私の国語教室』←常用漢字で失礼、こちらは読みやすい)。2022/12/28

近衞孝親

1
歴史的仮名遣いの成立の過程を非常に細かく明らかにした本。明治期あたりまでの、歴史的仮名遣いの完成までについて書かれている。それ以降については細かな言及はない。巻末にある歴史的仮名遣いの要点や索引などは読み手として非常にありがたい代物である。内容面がやや専門的なので、いきなり読み始めると挫折するかもしれない。絶版だそうなので、是非とも再版して欲しい。2013/04/21

yanapong

0
歴史的仮名遣いを、その発生から変容、明治期の完成まで辿る。巻末に歴史的仮名遣いの概要がまとめてある。2011/04/24

田口 耀

0
日本語学概論22022/01/21

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