出版社内容情報
コメンテーターや情報番組MCが唇を削がれ十指を切断される連続殺人事件が発生。額には「粗大ごみ処理券」のシールが。被害者の共通点はこの国の「老害」を糾弾していた。一方事件を担当する神谷刑事の娘は、出会い系アプリで知り合った男と会った後失踪した友人の行方を追うが、片胸を切り取られ殺害されていた。これらの殺人事件にはある共通の人物が浮かび上がったが、その背後に「昭和殿堂会」なる組織の存在があった。
内容説明
粗大ゴミ処理券を貼られた連続殺人事件の被害者、犯人を追う警視庁豪腕刑事、浮上する出会い系アプリと「昭和殿堂会」の存在。失踪した友人を捜すためアプリに登録する刑事の娘。そして警察に送りつけられた女性の右乳房…。老害たちよ、僕は僕のやり方で殺したいんだ。行く場所がない者たちのデッドエンド・サスペンス。
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
大阪生まれ。金融会社勤務、コンサルタント業を経て、1998年「血塗られた神話」で第七回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。以後エンターテインメント小説を縦横に執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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