疼くひと

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疼くひと

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120053931
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

脚本家・唐沢燿子は古稀をむかえ、日に日に「老い」を感じていた。しかしSNSで年下の男と出会い、生活が一変する。男の言葉に一喜一憂するうちに、身も心も溺れていく燿子。人生後半から燃え上がる、大人の恋の行方は……。

内容説明

女のままでいたい。たとえどんなに孤独でも。―脚本家・唐沢燿子は古稀を迎え、日に日に「老い」を感じていた。しかしSNSで年下の男と出会い、生活が一変する。男の言葉に一喜一憂するうちに、身も心も溺れていく燿子。人生後半から燃え上がる、大人の恋の行方は…。

著者等紹介

松井久子[マツイヒサコ]
1946年東京出身。早稲田大学文学部演劇科卒。雑誌ライター、テレビドラマのプロデューサーを経て、98年映画『ユキエ』で監督デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

534
直截なタイトル。性愛小説は好物なわたしだが、70代の女性が主人公、しかもお相手が15歳年下、というのは覚えがない。15歳年下で思い出すのが森瑤子さんの『ダブルコンチェルト』だが、あちらはまだ45歳だった。流行りのSNSで知り合ったふたりという設定のせいか、主人公の気持ちの推移にもう少し深みが欲しかったところ。表紙画の彼女の垂れた胸に現実を感じる。実際、70を過ぎて15歳年下の男の関心を惹きつけられる女性が一体いかほどいるのか。作中あるように「若くて可愛い」至上主義の蔓延る日本では難しいだろう。2021/04/24

ショースケ

193
新聞で紹介されていて、作者の本業は映画監督らしいが、文章がとても小気味いい。幸せな結婚生活を送っている娘を持つバツイチの燿子は70歳。バリバリの脚本家だったが、60歳を境に仕事が減った。ある時ファンだという15歳年下の男からFBを通じて連絡が来る。訝しがりながらもやり取りをする燿子。いつまでも女性であり続けることを知り初めて性の悦びを知る。あからさまな性描写には驚いたが嫌な感じはなかった。2人はこのまま続くと思われたが…。凛とした自分を持っている燿子。私がこの歳になったらこんな激しい恋ができるだろうか。2021/10/28

bunmei

185
人生百歳時代と言われる現代。恋愛小説も古希を迎えた女性を主人公に描くというのは、いかにも現代的で、恋愛観と性描写もリアルに描いている。脚本家の燿子の元にFBを通して届いた、年下の男からの熱いメッセージ。それを機に忘れていた女としての疼きを覚えていく。歳を重ねて警戒心や躊躇いにより、心のブレーキをかけながらも、やはり人は、幾つになっても、ときめきを追い求めてしまう生き物。ある意味、老いと共に縛られない自由が生まれ、若き日の様な身体を貪り合う恋愛ではなく、互いの心を慈しみ合える恋愛が成り立つのかもしれない。 2021/09/03

おしゃべりメガネ

176
う〜ん、なんとレビューを書けばいいのやらと久しぶりに悩む作品にあたりました。古希を迎えた脚本家「燿子」はSNSで15歳下の「蓮」と出会い、戸惑いながらも恋に落ちていきます。タイトルからして、なかなかのインパクトですが中身もタイトルに恥じない、濃厚な作品でした。70歳過ぎての性愛をこれだけ真っ正面からとらえて綴るのも、すごいコトだなと。共感する、しない、できる、できないは読む側次第なんだろうなぁと思います。賛否両論あろうかと思いますが、女性読者には手にとってもらいたい一冊ですね。色々と考えさせられました。2021/04/25

じいじ

141
何が凄いってこの小説、70歳を過ぎた女性を主人公にして、性愛を真摯に真っ正面からとらえて、直球を投じているところだ。もちろん淫靡さを感じないし、男性が読めば女性への理解が深まると確信します。シングルマザーで一人娘を嫁に出し、人は生まれる時も死ぬ時も一人、だから今を「自由に大切に生きたい」と、第二の人生に挑む主人公の生き方に胸を打たれた。エンディングのまとめ方の筆力は、恋愛小説初挑戦と思えない出来栄えです。面白かった。2021/04/06

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