内容説明
人生の教師―と慕われた60年の思索。そしていま、世紀の師表。
目次
昭和二十四年(座談/鉄斎を語る―三好達治・富岡益太郎・小林秀雄;鉄斎2;島木君の思ひ出;死体写真或は死体について;飜訳 ほか)
昭和二十五年(秋;酔漢;「きけわだつみのこえ」;感想;蘇我馬子の墓 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
13
「美は人を沈黙させます。どんな芸術も、その創り出した一種の感動に充ちた沈黙によつて生き永らへて来た」(私の人生観・昭和24年)2019/11/22
へんかんへん
5
この人は何でこんなに美しいのか疑問 ゴッホの死について「形を見る眼」で語っていた ゴッホはキリストを芸術家と見たんだとそして生き方それが芸術だと考えた時死ぬほかなかったのだと ゴッホは牧師であり偶像崇拝を固く戒める立場でありながら何故白紙に向かい続けたのか 白紙に向かってひたすら知りたかったのだと勝手に思っている 形って何なのか何に感動してるのかひたすら求道的な芸術家だったんだろう2017/01/31