出版社内容情報
医者と患者はなぜわかりあえないのか。臨床医による深遠かつリアルなコミュニケーション論。画面を見るな。患者を見よ。なぜこじれるのか。なぜわかりあえないのか。綺麗事や建前は一切排除。臨床医が現場で考え抜いて書いたリアルかつ深遠なるコミュニケーション論。
里見 清一[サトミ セイイチ]
著・文・その他
内容説明
病院にはストレスがたまっている。医者が患者に病名や余命を告知して、治療方針を相談しながら決めるようになった。それで関係が良好になるどころか、相互不信は増す一方なのだ。なぜか。どこでこじれるのか。どうすればいいのか。この問題を臨床医として考え抜いた著者の思考は、「わかりあう」ということの本質へと到達する。綺麗事や建前を排した、徹底的にリアルかつ深遠なるコミュニケーション論。
目次
「面倒」こそがコミュニケーションの本質
医者を取り巻く相互不信の時代
共感を示す「型」の修得
まずは水増し、見た目、ハッタリ
患者と「仲良くなる」方法
贈り物は受け取らねばならない
医療のマキャベリズム
うまくいっている時に注意
引っ込みがつかない時
ヤブヘビについて
「本当のこと」は取扱注意である
暴言を防ぐシステム
頭に血が上った時
「安心」させる方法
「何もできなくなった」とき
著者等紹介
里見清一[サトミセイイチ]
1961(昭和36)年鳥取県生まれ。日本赤十字社医療センター化学療法科部長。86年東京大学医学部卒業。国立がんセンター中央病院内科などを経て現職。日本臨床腫瘍学会協議員・日本肺癌学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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