出版社内容情報
南雲、デーニッツ、パットン、ジューコフ……彼らは本当に「名将」だったのか。『独ソ戦』の著者が六カ国十二人の軍人を再評価する!
内容説明
猛将、賢将、凡将、愚将―。新しい軍人評伝の決定版!南雲、デーニッツ、パットン、ジューコフ…。第二次世界大戦をリードした参戦各国の指揮官たちにつきまとう「評価」は、果たして本当に正しいものなのか。永らく日本を支配してきた臆説俗論を排し、最新研究に基づいて綴られた、六カ国十二人の知られざる言動と意外な横顔。軍事史の第一人者による新たな代表作。終章に「第二次世界大戦将帥論」を付す。
目次
ラケットを携えた老提督―南雲忠一大将(日本海軍)
「高潔な武人」だったのか?―カール・デーニッツ元帥(ドイツ海軍)
多面体の「猛将」―ジョージ・S.パットン大将(アメリカ合衆国陸軍)
影を負わされた光―水上源蔵中将(日本陸軍)
死せる提督の呪縛―トム・フィリップス大将(イギリス海軍)
挫折した機甲師団長―シャルル・ド=ゴール准将(フランス陸軍)
「経済参謀総長」の憂鬱―ゲオルク・トーマス歩兵大将(ドイツ陸軍)
消された英雄―ハンス・ラングスドルフ大佐(ドイツ海軍)
「幸運」だった将軍―ゲオルギー・K.ジューコフ(ソ連邦元帥)
医学と人種主義―エルンスト・ローデンヴァルト軍医少将(ドイツ陸軍)
霜おく髪―山口多聞中将(日本海軍)
非エリートの凄み―ウィリアム・スリム元帥(イギリス陸軍)
現代の指揮官要件―第二次世界大戦将帥論
著者等紹介
大木毅[オオキタケシ]
1961年東京生まれ。現代史家。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。防衛省防衛研究所講師、陸上自衛隊幹部学校講師等を経て著述に専念。雑誌「歴史と人物」の編集に携わり、旧帝国軍人を多数取材。『独ソ戦』(岩波新書)で「新書大賞2020」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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