内容説明
体重の約6割を占める水。酸素や栄養素を全身に運んで老廃物を排出し、体内の環境バランスを保つなど、重要な働きを果している。どんな水をどのように飲めば、老化や病気を防げるのか?ミネラルウォーター、海洋深層水、アルカリイオン水など、さまざまな水の性質を解明し、水道の危険性も指摘しながら、水と健康をめぐる問題をやさしく解説する。
目次
序章 水はいのち
第2章 水と人間のからだ
第3章 水は不思議な物質
第4章 水にはこんな効用がある
第5章 水を飲んで健康になろう
第6章 日本の水道水がアブナイ
終章 安全な飲料水を求めて
著者等紹介
藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
1939年、中国・旧満州生れ。東京医科歯科大学医学部卒、東京大学医学系大学院修了。金沢医科大学教授、長崎大学教授を経て、87年、東京医科歯科大学医学部教授。現在は同大学院教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学
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感想・レビュー
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放蕩長男
8
胡散臭い!ミネラル豊富な水が、健康に良いというのはもっともらしく聞こえますが、フォーカスしているのが水だけなので、説得力に欠けます。長寿な国地域に住む人の健康の秘訣が、神秘的な水にあるといいますが、住む環境、食べ物の種類や量、頻度。健康には様々な要素が絡み合うはずです。こんな水を飲めば長生きできますよとか、蒸留水に魚を入れると死んでしまうから、人間が飲んでも健康に悪いですよとか、全体的に短絡的な印象でした。紙面の都合で多くは書けなかったのかもしれませんが、ちょっとこれは・・・2017/04/27
たす
0
後半にいくにつれ、機能水、ウォーターレシピとトンデモ本臭がしてくるが、前半の水の性質のまとめ、ミネラルウォーターの種類と効能は大変参考になった。水に対する意識向上に。2010/08/01