内容説明
何を食べても「フォーチャア(旨い)」。独自の重層的な歴史と文化が育んだ「食の世界遺産」の醍醐味を、アジア文化の第一人者が食べ解く。
目次
序章 麗しの島、フォーチャァの系譜(世界が台湾を知った;芋、米、豚、海鮮が織りなす旨さ ほか)
第1章 現代台湾が生んだ新伝統食(山菜ブーム―原住民の知恵が現代によみがえった;呉郭魚石煮―三〇〇度の焼け石で調理する ほか)
第2章 郷愁を誘う伝統の味(魯肉飯―庶民の味、忘れじの味;肉鬆、猪脚、割包―豚を食べ尽くす ほか)
第3章 日本食との融合(蓬莱米―日台技術交流の成果;花寿司―世界を目指せ、フォルモーサ・ロール ほか)
第4章 戦後の新移民が伝えた味(外省人が広めた新しい麺;焼餅油條と豆漿―北方の朝ご飯は濃厚な豆乳と釜焼きパン ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ
14
丼もあれば巻きずしや麺類もあり、日本と馴染み深い台湾料理。醤油味や魚醤を使っているから、日本人の口に合わないわけがない。しかも安くてたらふく食べれそう。スイーツも充実している屋台で食べのみしたい。2021/07/23
ごとうさん
3
読み終わって、「ああぁ・・」と後悔。あのお店で食べた魯肉飯、坦仔麺、胡椒餅、木瓜ミルク・・。今すぐ行きたい、飛んで行きたい!!と台湾への旅欲求が収まらないではないですか。屋台のお料理だけではなく家庭料理なども紹介されていて、写真も文章もたっぷりの満足の行く一冊です。ただし、目と心は満たされてもお腹が満たされず・・。しょうがない・・、また台湾旅行の計画でもたてますかね。フォーチャァ!!と叫ばずにはいられない食べ物が所狭しと並ぶあの島へ。2013/02/17
ocutec
1
どれもこれも美味しそうな料理ばかり。屋台や夜市の料理だけでなく、家庭の味や台湾に染み渡った日本由来の料理、洋食なども紹介しているところがおもしろいこれを読むときっと台湾に行きたくなります。2012/02/28
takao
0
ほー。2016/12/10
蒐
0
5月に台湾旅行に行くので,台湾の文化とか知りたいなぁと思って。ガイドブックに載っている食べ物の歴史的な背景とか知れて楽しかった。フォーチャァと叫んできたい。2013/04/01