内容説明
美しく生まれたために皮肉な運命をたどるオーリガの薄幸の生涯をつきはなした態度で描く「ロシア美人」ほか著者の多彩さを証明する中・短編十二編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mejiro
5
「博物館への訪問」「決闘」「円」がおもしろかった。コミカルなものから哲学的で難解なものまで幅広い作品集だった。訳者あとがきに、著者はサルトルに自意識過剰の根無し草と酷評されていた、とあったのが興味深かった。2014/08/04
強い仔馬
0
数年前に読み、内容はほとんど忘れてしまった。でも表題作の短篇で、「黒いジャンパースカートを着て、タバコを吸いながら踊る大変な美人」というロシア美人の描写が強烈に印象に残っている。表紙絵のクノップフも良かった。再読したい。
kazu
0
★(途中で放り出した)2008/08/02