一勝九敗

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784104642014
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0034

内容説明

失敗を恐れてはいけない。失敗にこそ成功の芽は潜んでいる。豪胆な父を持つ内気な一人息子・柳井正が、家業の紳士服店を継ぎ、カジュアルウエアのトップ企業へと育て上げるには、数え切れぬ失敗の歴史があった。しかし、そこから学び切り拓いた方法が、大きな成功へとつながった。海外で高品質の衣料を製造する秘訣、広告代理店任せにしない宣伝戦略、透明性の高い人事考課…etc。業績低迷や海外進出の失敗にも率直に触れながら、独自の経営哲学とその手法を惜しみなく公開する。

目次

1 家業からの脱皮(会社とは?;ユニクロの急成長とは? ほか)
2 挑戦と試行錯誤(商売人から経営者へ;経営計画を作る ほか)
3 急成長からの転換(ブランド確立の夢を果たすため原宿出店;フリースを手がける ほか)
4 働く人のための組織(マニュアル人間の限界;店長は会社の主役だ ほか)
5 失敗から育てる次の芽(フリースのインターネット販売;フリースの成功につながる「失敗に学んだこと」 ほか)

著者等紹介

柳井正[ヤナイタダシ]
(株)ファーストリテイリング代表取締役会長兼CEO。1949(昭和24)年2月7日、山口県宇部市生まれ。早稲田大学政経学部経済学科卒。卒業後ジャスコに入社し、十ヶ月後に退社。’72年、父親の経営する小郡商事に入社。’84年カジュアルウエアの小売店「ユニクロ」の第一号店を広島市に出店。同年社長に就任。その後、ユニクロは急成長を続けた。’91年には社名をファーストリテイリングに変更。’98年の原宿店進出とともにフリースの大ブームが起こり、’99年には東証一部上場。’02年11月に代表取締役会長兼CEOに就任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuma Usui

30
ユニクロの創業から上場、海外進出といった、著者の幼少期から2003年までの会社経営の軌跡の解説。社長本人の回顧録で、ユニクロ成長の裏で何を考え決断してきたのか詳しく書かれており興味深い内容だった。小売業から製造小売業となる過程や、一商店から一部上場し国際展開するまでの過程はダイナミックで読み応えがある。「ユニクロの悪口言って100万円」キャンペーンで消費者の不満をお金を払ってでも集めて商品作りに活かした件はすごいと思う。2021/01/19

ceskepivo

11
毀誉褒貶のある著者であるが、正しいことを言っている。「人は安定を求めるようになるとそこで成長が止まってしまう。高い目標を掲げて、それにむかって実行努力することこそ重要なのだ。目標は低すぎてはいけない。到底無理だと思われる目標でも、綿密に計画をたて、それを紙に書き、実行の足跡と常に比較し、修正していく。そうすれば大概なことはうまくいく。大事なのはあきらめないことだ。」2015/08/11

Humbaba

11
失敗することは悪いことではない。挑戦しなければ大きくなることはできないし、挑戦するということは失敗の可能性が高いということでもある。ただし、物事をなすときには、その失敗を織り込んでおく必要がある。例え失敗しても次の機会を持てるよう余力を残しておけば、失敗は良い経験となる。2013/09/12

ykoro

7
経営の基本となる経験が豊富に掲載されている。商売人は、売ったり買ったりすること自体が好きな人、経営者とは、しっかりした目標を持ち、計画を立て、その企業を成長させ、収益を上げる人々のこと。失敗しても実行する(あらゆる計画は机上の空論) 経営理念の第一条:顧客の要望に応え、顧客を想像する経営 vs ドラッカーー「企業の目的の定義は一つしかない。それは、顧客を創造することである。公言通り、売上一兆円を達成。一方、「ユニクロ栄えて国滅びる」という批判のように、産業構造への府の影響も大きく公人としての考えも必要か。2015/10/26

NGT

5
やはり柳井正だった。失敗を恐れず行動を大切にする、挑戦し続ける。この考え方が僕は好きだ。さらなる高みを目指して、奮闘する柳井正を応援したくなる。少し、いや、結構古い本になるが、柳井正の考えを大いに知れる経営のバイブル。2019/04/07

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