史記の風景

史記の風景

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104004058
  • NDC分類 222.03
  • Cコード C0095

内容説明

商業や喪服、暦、靴の始まりは何か。なぜ中国人は名とあざなの両方を持つのか。十干と十二支に関する不可思議な謎について…。古代中国人の生き方に触れ、「人間の歴史と文明」を考える。現代文明を照射する101の思索の手掛かり。

目次

人知の宝庫
酒の霊力
みことのり
死の習俗
商民族の出自
かつらの怖い話
王のシンボル
竜のイメージ
諒闇三年
商業の興り〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

35
★★★★中国の古代歴史書司馬遷作「史記」を題材に、人、戦いは勿論、文化、風俗などを思いのまま書き綴っているものであるが、読んでいるとあたかも作家が古代中国に立ってエッセイを記しているような雰囲気を醸し出しており、非常に心地よい。久しぶりに中国歴史モノを読みたいと思わせる気持ちにさせられる一冊。2015/05/24

遊未

4
普通に物語として読んで楽しめるし、1話が短いので読みやすい。知識があればさらに楽しめると思う。例えば「土佐日記」のことが書かれているが、逆に日本の文化(官職、文学等)すべて含めて、日本の側から中国のどこからという来歴が説明されているような本があればぜひ読んでみたい。2015/04/19

遥かなる想い

3
 101章から なる 史記の風景。  少しずつ 少しずつ 読んでいた。  日本人にも 多大な影響を 与えていたことを 実感していた。  驚きはなかったが、落ち着ける本だと思う。 2010/06/12

野々村 聡

2
★★★ 呂后の支配下では、民は戦いがなく歴史上久しぶりの平和を謳歌していたという記述が非常におもしろかった。 孫臏と龐涓の戦いも、事実は小説より奇なりって感満載だよなあ。2019/10/25

algon

1
大著「史記」の周辺を巡る様々な状況や著述に関する説明、疑問、蘊蓄など。いろんな角度から各時代に生きた人物の解説を試みていて興味深かった。・・とは言え細部過ぎてあーこれはすぐ忘れっちゃうなーという感想も度々あったのが実際のところ。ふがいない読み方だがしかし著者がどれほどの気概で史記に取り組んでいるか推し量れて良かったと思う。2016/10/03

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