地中の星

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地中の星

  • 門井 慶喜【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 新潮社(2021/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103542216
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東京に地下鉄を作りたい――。資金も経験もゼロから渋沢栄一を口説き、東洋初の地下鉄を誕生させた早川徳次と技術者たちの熱き物語。

内容説明

大隈重信のもとに押し掛け、渋沢栄一を口説き、資金も経験もゼロから、誰もが不可能だと嗤った地下鉄計画をスタートアップした男がいた。東京に地下鉄を誕生させた早川徳次と技術者たちの熱き闘い!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

156
昭和二年に開業した東京の地下鉄。早川徳次の情熱、土木工事の苦労、五島慶太との協力と競争などの物語が綴られている。著者の作品は、いつも、とても見通しが良くて出来事の一連の流れがよくわかるが、魂が震えないのがちょっと寂しい。日本初の地下鉄に対する経営者の苦労、現場作業員の葛藤には、もっと濃い人間ドラマがあったはずだ。戦時下とは言え国の調停で「営団」という八官二民の体制に収束する結末は、中島みゆきさんの最後の歌を聞きながら、いつも涙が止まらなかった「プロジェクトX」の感動のエンディングとは、余りにも落差がある。2021/09/28

まーくん

137
著者門井さんの江戸・東京の建設物語の一環。あまり有名ではないが、日本で最初の地下鉄を浅草-新橋間に走らせた日本地下鉄の父・早川徳次の物語。大隈重信を紹介してもらい、英国を視察、地下鉄道の構想を得る。資金集めに苦労するも渋沢栄一の助力を得、何とか着工に漕ぎ着ける。工事を請け負った大倉土木の現場総監督や坑内作業員の奮闘と発注側早川ら経営陣の葛藤を重層的に描いていく。当初新橋から品川を目指した路線計画は渋谷から新橋へ地下鉄路線を延ばしてきた五島慶太の東京高速鉄道と接続させられる。これが現在の銀座線の基になった。2022/05/13

あすなろ

135
東洋初の文明国にしかあり得ない前照灯の一等星を東京にぶち込んでやる。地中の星を。地下鉄の父と呼ばれた早川徳次の物語。そして、日本初の地下鉄建設の物語である。面白かった。どうやって建設していったのか、どう決め事をしていったのか、資本・人脈・仕様決め・駅決め等も。その他百貨店直結のエピソード等。そして、五島慶太の存在。その後の株式争奪戦や営団構想の登場。とても盛り沢山の内容である。興味がある方は是非。出張時に使う地下鉄がこうして敷設されていったと考えるととても感慨深い。2021/11/30

のぶ

117
本の帯に「昭和二年のプロジェクトX物語」とあったが、まさにその通りの話だった。東京に初めての地下鉄を開通させ、その後の発展を描いていた。主人公のひとり早川徳次はロンドンで地下鉄を体験し、東京でも地下鉄を通したいと夢見ていた。財界大物と技術者たちの協力を取り付けていく。上野―浅草間が最初の区間としてスタートする。工事は苦労の連続。何とか開通にこぎつけ、その後路線は延伸していく事になる。昭和初期戦前までの発展を綴っているが、そこには徳次の熱い血が流れていて、活字を通してそれが伝わってきた。2021/09/15

TakaUP48

116
この本の読書工事は、やや手間取った。前半は、2つの私鉄再建をさせ日本に初めて地下鉄道を目指した早川徳次の話。中盤は、現場総監督・道賀竹五郎と土留&杭打ち、覆工、掘削、コンクリート施工、電気設備の各現場での苦闘をしっかりと描く。エンドレスバスケット、ベルトコンベーヤーは、現場の発明だという。浅草ー上野間が開通。五島慶太も2番手として猛追。新橋で両社が連結。五島は早川の会社の買取りを狙う。間に入ったのが、鉄道省・佐藤栄作で両社手を引け!結局、2社合併の営団地下鉄になる。渋谷がまだ田舎だった時のときのお話だ。2021/10/06

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