信長嫌い

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103336624
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

あいつさえいなければ――。信長によって人生を狂わされた七人の男が最後に辿りついた、怪物の真の姿とは? 負け犬たちの戦国列伝!あいつさえいなければ――怪物によってすべてを狂わされた七人の男の、壮絶な人生絵巻! 天下を取れたはずの男、今川義元。三好家最後の当主、三好義継、名うての伊賀流上忍、百地丹波。魔王の孫、織田秀信――。信長のせいで、歴史の主役にはなれなかった男たちの人生は、こんなにも、熱く激しいものだった! これからの歴史小説界を担う著者が放つ、愛すべき敗者たちの戦国列伝。もう、負け犬なんてよばせない!

天野 純希[アマノ スミキ]

内容説明

主役にはなれなかった敗者たちのドラマは、こんなにも、熱く、激しいものだった。信長によって人生を狂わされた七人の男。愛すべき負け犬たちの戦国列伝。

著者等紹介

天野純希[アマノスミキ]
1979年、愛知県名古屋市生まれ。2007年『桃山ビート・トライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年『破天の剣』で第19回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

142
六角承禎ら、信長に追われた6名と、信長の嫡孫である織田秀信を主人公とする短編集。真柄直隆や佐久間信栄等、なかなか渋い主人公達で期待を持つ。読了して思うのは、もっと主人公達を掘り下げて描いて欲しかったということ。例えば六角承禎は信長に抵抗し続けた訳だが、暗愚な人物として片付けられている印象があり勿体ない。六角父子の二代に亘る執念を掘り下げても良かったと思う。好きな作品は百地丹波を描いた「丹波の悔恨」。百地丹波とお梅、文吾のやり取りが小気味良い。明るいラストも良い。天野純希さんの今後の作品に期待したい。2017/11/11

かずー

84
信長に苦しめられた六人、信長の孫の短編七話。大河ドラマ、小説、ゲームなどで戦国時代のことはよく理解していたつもりだが、知らない武将、エピソードがあり楽しく読めた。改めて信長の偉大さ、怖さがよく分かる。1つの選択で命を落とすことになる戦国時代に生まれなくて良かった。2020/09/26

巨峰

74
今川義元から織田秀信まで。信長の敵や、信長と距離のある人を主人公とした短編集です。天野さん独自の視点は健在で新鮮な目線で楽しめました。例えば、本能寺の変は、京都遊覧中の家康を謀殺しようとした信長が光秀に裏切られて起こった事変であるとか。なかなか斬新な視点が3・4個あったと思います。2018/10/13

ポチ

69
信長と関わりのあった7人のそれぞれの目線での話。信長の登場はほとんどない。7話全て読み応えがあり読了。いい本です(^^)2017/06/25

もりのくまお

55
最近、敗者から見た歴史小説が多いように思いますが、タイトルから想像できるように信長に翻弄された人々の短編。既刊本で出てきた話を接ぎ合わせたようなな感じで、目新しさはなかったでしょうか。信長と己を比較して「自分の実力はこんなもんではない」と実力過信している中2病な面々。自分の実力の程を認めるって中々難しい。「信長嫌い」というタイトルほど、信長を嫌っている登場人物はいなかったような。今作中、最も信長を嫌っていたのは、六角承禎と百地丹波だと思いますが2人とも信長亡き後も戦国の世を生ききっているのが印象的。2017/08/15

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