シネマの極道―映画プロデューサー一代

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103332312
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『仁義なき戦い』も、カンヌ映画祭パルムドール受賞作も、俺が作った! 映画の黄金時代を生き抜いた男による〈わが日本映画繁盛記〉

『仁義なき戦い』を作った男はやがてカンヌを制し、東映城を守り抜いた! 『仁義なき戦い』も『鬼龍院花子の生涯』も『極道の妻たち』もカンヌ映画祭最高賞受賞作も、おれが作った! 黄金時代の撮影所に入り、テレビに抗しながら戦後映画史を生き抜き、「映画はインテリやくざが作るのが一番」と豪語する男による〈わが日本映画繁盛記〉。あの俳優、あの監督、あの名作の秘話多数。

内容説明

「仁義なき戦い」を作った男は、やがてカンヌ映画祭を獲り、東映城を守り抜いた!名プロデューサーが明かす抱腹絶倒の戦後映画秘史。

目次

カンヌ映画祭
昭和三十二年のビフテキ・サンド
東映城の下で
やくざ映画のカード
庶民の期待する映画
ネチョネチョ生きとるこっちゃ
姓は矢野、名は竜子
一九七三年一月十三日
撮れい、撮ったれい!
ナベさんの脚本家訪問〔ほか〕

著者等紹介

日下部五朗[クサカベゴロウ]
1934年生まれ。早大卒業後、57年、時代劇全盛時代の東映へ入社。“アジア一の撮影所”と呼ばれた京都撮影所でプロデューサーとなり、「日本侠客伝」「緋牡丹博徒」など、数多くのやくざ映画製作にたずさわる。任侠路線衰退後は、「仁義なき戦い」を皮切りに実録路線を立ち上げ、さらに「柳生一族の陰謀」などの大作時代劇、「鬼龍院花子の生涯」や「極道の妻たち」などの“女”路線を手がけ、全キャリアにおいてヒット作を飛ばし続けた。プロデューサーとして関わった映画は百三十本以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

46
俊藤浩滋さんと勘違いしてました。この映画会社の話はいろいろ読んでますが、このやけくそっぷりというかめちゃくちゃさ加減はすごく面白い。映画化すればいいと思うけど、いろいろ差し障りが多そうな業界でもあるというか。2017/08/29

梅ちゃん

15
私は全く存じ上げない方でしたが、東映のすごい映画プロデューサー。 「仁義なき戦い」「柳生一族の…」「鬼龍院花子…」「楢山節考」「極道の妻たち」など130本以上をプロデュース。映画館やテレビでよく見た映画をたくさん手がけてたのを知りました。 映画の道を極めた人の回顧録。2015/04/23

kinkin

10
『仁義なき戦い』シリーズはよく観ました。今よりもまだ映画が映画らしかった頃だった。日本映画、悪く言うつもりはないけれど、テレビドラマに毛が生えたような映画が、近頃多いように思う。2013/11/29

A.T

10
これまで日本映画の面白い作品の多くが、日下部プロデューサーの仕切りで制作されてきていたんだと。深作欣二、五社英雄、今村昌平…。もう一度見直して見たいもの、気づかなかった名作も見てみようと思う。その大プロデューサーの日下部さんが、本編最後にいう言葉。全盛期の100分の一程度に縮小た日本の映画業界にとって、新しい才能にチャンスがあるのは今なのだと。そういわれてみると、個人的には、まほろ駅前シリーズにある雰囲気に期待していますがー。2013/12/01

うめうめ

10
東映全盛期の名物プロデューサーによる自叙伝。おもしろエピソード満載で非常に楽しかった。もっと読んでみたいと思わせる作品。今となっては、東宝一人勝ちの中、全盛期の東映イズム全開の作品を作って邦画業界を盛り返してもらいたいものです!★★★2013/05/30

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