自覚―隠蔽捜査5.5

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103002574
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大森署署長・竜崎伸也はぶれない。どんな時も――誤認逮捕、情報漏洩、部下たちの確執などを一刀両断。鮮烈な魅力が際立つ快作集!

この男の行動原理が、日本を救う! ??変人?警察官僚の魅力が際立つ超人気シリーズ第七弾。署長・竜崎伸也はぶれない。どんな時も――誤認逮捕の危機、マスコミへの情報漏洩、部下たちの確執、検挙率アップのノルマなど、大森署で発生するあらゆる事案を一刀両断。反目する野間崎管理官、??やさぐれ刑事?戸高、かつて恋した畠山美奈子、そして盟友・伊丹刑事部長ら個性豊かな面々の視点で爽快無比な活躍を描く会心のスピンオフ!

内容説明

“変人”キャリア官僚・竜崎の胸のすく活躍を、反目する野間崎管理官、“やさぐれ刑事”戸高、かつて恋した畠山美奈子、そして盟友・伊丹刑事部長ら個性豊かな面々を通して描く、会心の七篇。人気のキャラクターが勢揃いした満足度120%のスピンオフ!

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の1978年に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て執筆に専念。2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を受賞。2008年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サム・ミイラ

427
なんでだろう。どの章も読み終わる度に涙腺が緩んでしまうのは。どの物語も短く軽いのに必ず胸に温かい物が込み上げる。決して竜崎の出番は多くない。しかしやはり主役は間違いなくこの男なのだ。全編を通して分かる事。アンチも擁護派も知らず知らず感化され、皆この男を好きでたまらなくなるのだと云う事。人が、組織が、こうして変わっていってくれればと切に願う。そうすればこの国はきっと良くなる。それは今野敏氏の願いでもあると信じる。最後に野間崎さん!いい加減好きな事を認めなさい(笑)2016/02/07

starbro

402
竜崎署長カッコ良すぎです!常にぶれないスタイルは上司にうってつけのような気もしますが、実際に職場にいたら結構つらいのかも知れませんね。次は長編に期待です。2014/12/08

zero1

347
実社会で役に立つ小説に感心した。スピンオフ短編集。今までの脇役が主役として登場。「漏洩」竜崎の下で副署長している貝沼は情報漏洩と誤認逮捕を恐れる。竜崎に隠し事しても無駄!「訓練」女性キャリアの畠山は大阪でのスカイマーシャル訓練に臨むが苦戦。竜崎に相談し魔法の言葉で復活!これは見事。他にも管理官の野間崎や関本、小松などが登場。「検挙」では警察の存在意義が問われた。問題児・戸高が活躍?。「送検」は検事が冤罪を黙認?。優先順位や目的を見失わなければ、答えは見つかる。下らない忖度こそ問題を複雑化している。2019/05/11

どんちん

277
強い竜崎が戻ってきた。が、この本の第一印象だった。第5作まで読み、TVドラマを観てしまったため、当初の竜崎の印象が薄れてしまっていたせいかもしれない。決してTVのキャスティングが悪いとは思っていないが、やはり第一作からの読後印象がTVの設定に寄ってしまったのは否めない。ともあれ、前回の「.5」は伊丹目線dけであったが、今回は特定の目線ではなく多くの署員目線で竜崎を見るのでとても立体的な感じがした。また、各章の主役から見た別署員の印象も興味深かった。さて次回の「.5」は一体誰目線になるのか、とても楽しみだ。2014/12/14

あすなろ

239
待ち続けている隠蔽捜査シリーズスピンアウト編第二弾。改めて、今野氏のキャラの力強さに感銘する。今作は前作の3・5と少し趣き異にする。伊丹の登場は最終編のみ。その他は、大森暑の面々が主役の連作短編集。出来ればいつ迄もこの署長の下で働きたい、と部下は想い、幼馴染は、淡々と自分のやるべきことをやっている頼もしさを感じる。僕も、竜崎と仕事をしてみたい。君に任せるよ、その一言が嬉しく感じられる上司になかなか巡り会えるものではない。その意味で、最初の漏洩の章は特に好きだ。・5シリーズもやはり好み。2015/02/09

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