内容説明
新しい諜報機関“ザ・キャンパス”が活動を開始した。いかなる国家組織の制約にも縛られず独自にテロの脅威を発見して、迅速に排除するための極秘組織だ。大学を出たばかりのライアン・ジュニアは、これが父の構想とは知らぬまま、堅固な防備を潜り抜けてこの組織を探り当て、分析官の職を得た。従兄弟の双子、FBI捜査官のドミニクと海兵隊のブライアンも、密かにリクルートされた。
著者等紹介
クランシー,トム[クランシー,トム][Clancy,Tom]
1947年ボルティモア生れ。保険代理業を営む傍ら9年がかりで執筆した『レッド・オクトーバーを追え』で、’84年一躍ベストセラー作家になる。豊富で該博な知識と詳細なデータをもとに現代戦の実相を描き、ハイテク軍事スリラーの元祖となった
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感想・レビュー
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かず1号
6
ライアン元大統領が裏で糸を引いて作った対テロ民間諜報機関ザ・キャンパスの初期の物語。 ライアンからその息子と息子の従兄弟とが加入する場面とイスラム系テロ組織とを交互に描いていてドキドキする展開になっている。さすがクランシーだが後半の反撃編が展開早すぎではないかな?? とりあえずこのシリーズを追いかけていくつもり。 只、ライアン本人の方の前シリーズも興味深いのでこのシリーズを読み終わったら読んでみよう。2020/09/14
cgatocairb
4
LIBー
かずお
4
★★★☆☆ あれ?いきなりジャックが引退して、ジャック・ジュニアが主人公になってる…キールティが大統領になってるけど…前作との間に何が起こったんだ?2018/03/09
yasu7777
3
★★★☆☆ 練馬3025-3582021/08/21
キミ兄
2
ジャックライアンの息の掛かった"キャンパス"設立のお話なんだが、作者が米国の情報機関に対して抱いている不満をここでぶちまけたというところか。あとはテロの親玉とライアンジュニアの独白が長い。いつになく内省的なお話になっている。☆☆☆。2019/06/27