内容説明
ロンドンで中華料理店を経営するニューエン・ニョク・ミンは、どう見ても風采の上がらない東洋人。だが最愛の家族を爆弾テロで失うと、彼は心に復讐を誓った。警察、新聞記者、代議士の元へ足を運び続け、遂に犯行の秘密を握る大物政治家にたどり着くと、ヴェトコンの優秀なゲリラ兵だった彼はあらゆる手を尽くして犯人を追い詰める。果して復讐は完遂するのか?著者渾身の代表作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Happy Dragon 🐉
7
(^_^)v 妻子を爆弾テロで殺された主人公、何もしてくれない警察に愛想を尽かし、復讐するためにたった一人で殺したテロ組織を探し続ける。武器にも長け非常に戦略的でしたたかである。何故、主人公が戦略的で武器に長けているのか? 難民として、この地に辿り着いたのか? 何故、彼がここまでして復讐を企てるのか? そして、主人公の強さとは何なのか? 徐々にが明らかになる。何故か寂しく、淡々と犯人を捜し追い詰めていく主人公の強さに同情してしまう。映画化されているようで、機会があれば見てみたい。 ありがとう! 感謝!2022/06/06
tai65
3
星4・52020/10/02
takoyama
3
読みごたえあり。映画も見てみたい。ジャッキーよりは、キリングフィールドの人の方があうか。2019/06/26
kazukitti
2
新刊で買ったはずのを今頃読了。たまたま積本の中から手に取ったんだけど今度のジャッキー・チェンの映画の原作だそうな。読んだ感じだと設定はそのままなんだろうけど、ラスト含めて映画用にかなりアレンジしてそう。映画は多分主人公がちゃんといる作りになってるんだろうけど、これは割り能登狂言回しに近い位置。キーにはなってるけど、メインの話はIRAの組織内抗争を追ってく流れだったし。そういう意味では、多分映画のジャッキーが主人公然として、ちゃんと中心で動くなら後味も多少はスッキリしそうな気はするかな。面白かったんだけどw2017/08/24