新潮文庫
メービウスの環〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 419p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102204160
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

元国務省特殊部隊員ジャンソンは見知らぬ女性から、命の恩人であるピーター・ノバックの救出を懇請される。ノバックはインド洋に浮かぶアヌラ共和国でイスラム過激派に捕らえられ、死刑を宣告された平和活動家である。ジャンソンはかつての部下を召集し急遽、アヌラへと飛んだ。一方、ワシントンでは5人の政府高官が“メービウス計画”を検討していた。巨匠の遺作、ついに登場。

著者等紹介

ラドラム,ロバート[ラドラム,ロバート][Ludlum,Robert]
1927年ニューヨーク生れ。海兵隊除隊後に大学に入り、俳優、演出家、劇場主として活躍した後、’71年に『スカーラッチ家の遺産』でデビューした。卓越したストーリー・テリングで、作品はすべてベストセラーになり、“ラドラムの奇跡”と言われた。40カ国、32カ国語で出版され、総販売数は2億部に達している。代表作は『暗殺者』。2001年3月、死去

山本光伸[ヤマモトミツノブ]
1941年東京生れ。国際基督教大学歴史学科卒業後、編集者を経て翻訳家。ラドラム、マレルなど多くの翻訳を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タツ フカガワ

48
元海軍特殊部隊だったジャンソンのもとへ、人道主義者で命の恩人でもある富豪ノバックがイスラム過激派に拉致されたので救出してほしいと彼の財団から依頼される。ジャンソンはかつての部下とともに敵地に潜入し無事救出に成功するが、ノバックや救出メンバーを乗せた飛行機をジャンソンが見送ったそのとき大爆発を起こす。まもなく、すべてはジャンソンが計画したことという情報が流れ始め、彼は追われる身に。『暗殺者』のJ・ボーンと重なるようなサスペンス&アクション劇、新鮮味はないけど面白いなあと思いつつ下巻へ。2024/05/10

tom

21
10数年前の出版。大昔、けっこう読んでいたロバート・ラドラムの遺作。読みながら重なってきたのが、マーク・グリーニーの「グレイマン」シリーズ。主人公は、グレイマンと同じく超絶的戦闘能力を持つ元兵士。この兵士が人質救出に向かったところから始まる大陰謀。物語のスケールとリアリティは、グレイマンを軽く凌いでいるような感じも。そして、こういう面白本も、書かれて20年も過ぎたら、見事に忘れされれてしまうというのが、エンタメ本の悲しさよと思いながら読み進めて、下巻に行きます。2021/12/04

tom

20
いまどき、ラドラムなんて読む人いないだろうけど、ちょっと以前にマット・デイモン主演で映画になった「ボーン」シリーズの原作者。大昔には、かなり売れ筋のアクション小説。図書館でよれよれになったこの本を見つけて、お久しぶりと思って借りてきた。ところがこの本、昔の本とはいえ、なかなかの面白さ。序盤の富豪救出作戦から始まって、場面は転々と変わり、スナイパーとの格闘戦で上巻は終わる。さて、下巻ではどういう展開になるのかお楽しみ。2016/02/04

薄荷飴

3
映画にあわせて「暗殺者」シリーズを読んで以来久々のラドラムです。この方は読ませるのが本当に上手いですね。ただの会話シーンでさえ読者を楽しませる手腕と、盛り上げる時は思いっきり盛り上げるその構成力にただただ脱帽するのみ。お次は下巻です。2011/09/26

カザリ

2
中盤以降のリズム感のなさが毎度のことながら気になる。とはいえ、キングにしてもラドラムにしてもこの時代の英米ベストセラーはこういう書き方が好きなのかも。長い、という気持ちが読めば読むほど強くなる。下巻、気になるけど、速読できるか不安2013/01/12

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