新潮文庫
レジェンド―伝説の闘士ジューン&デイ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 420p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102180617
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

近未来の分断国家アメリカで独裁政権に挑む15歳の苦闘とロマンス。世界のティーンを夢中にさせた27歳新鋭、衝撃のデビュー作。

近未来2130年の分断国家アメリカ。その一方の共和国でエリートとして育てられた15歳の少女ジューンと、スラム出身で政府に追われる少年デイ。敵対する二人の人生は奇妙に交錯する。スラムに蔓延する疫病、デイの弟を襲う未知のウィルス、ジューンの兄の謎の死……陰謀渦巻くなか、困難に立ち向かう二人を待ち受ける運命とは? 世界のティーンのハートを揺さぶる恋愛アクション。

内容説明

近未来2130年の分断国家アメリカ。その一方の共和国でエリートとして育てられた15歳の少女ジューンと、スラム出身で政府に追われる少年デイ。敵対する二人の人生は奇妙に交錯する。スラムに蔓延する疫病、デイの弟を襲う未知のウィルス、ジューンの兄の謎の死…陰謀渦巻くなか、困難に立ち向かう二人を待ち受ける運命とは?世界のティーンのハートを揺さぶる恋愛アクション。

著者等紹介

ルー,マリー[ルー,マリー][Lu,Marie]
1984年中国生れ。天安門事件が起きた1989年、著者5歳の時に家族とともにアメリカに移住。14歳の頃から本格的に小説を書き始め、2011年秋『レジェンド』でデビュー。南カリフォルニア大学卒業(政治学専攻)後、専業作家になる前はゲーム会社でアートディレクターとして働いていた

三辺律子[サンベリツコ]
翻訳家。東京生れ。聖心女子大学英語英文学科卒業。白百合女子大学大学院児童文化学科修士課程修了。フェリス女学院大学、白百合女子大講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マーム

58
共和国とコロニーに分断され戦争状態にあるアメリカ。その共和国に犯罪者として追われる少年デイ。彼を肉親の仇と追う少女ジューン。これはこの二人のボーイ・ミーツ・ガールの物語。デイとジューンのターンが交互に語られるという非常にわかりやすい物語の構成になっています。二人のキャラクター性は申し分ありません。やがて共和国に秘められたある恐ろしい事実が明らかになります。その時二人がとった行動は・・・。ここから物語は大きく動き出します。どうやらこれはシリーズものになっているようなので、続編を楽しみにしたいと思います。2012/06/15

夜梨@灯れ松明の火

17
図書館。好みでないと知りつつも、何故か(多分、書評に騙されてww)このジャンルの本を偶に借りてしまいます。ファンタジーというか私の脳内では「ライトノベル物のRPG」に分類(笑) さらりと読めます。2012/08/15

桜子

12
YA向けのディストピア小説。タフでハードなボーイ・ミーツ・ガール。美形のティーンエイジャー闘士が悲劇に見舞われ、過酷な運命に翻弄されるというテッパンの流れ。恐らく来年以降の2巻刊行まで忘れる心配のないシンプルなストーリー。だけど、激しく胸を揺さぶられた。登場人物たちの切実な思いが伝わってきて感情移入せずにはいられない。彼らのはまり込んだ状況に一喜一憂する。その繰り返し。早計かも知れないが、王道好きにとっては傑作になりそうな予感。早く続きが読みたい。2012/05/31

豆乳くま

11
帯の米国版NO.6というのに惹かれて購入。NO.6は挫折してるのでどうかな?デストピア世界というらしい、近未来を舞台にした敵対する組織のエリートジューンと一匹狼の指名手配犯デイ。近未来小説としては目新しさはなく予想の範囲内ですが、若い26歳という作家のデビュー作ではスピード感がありスリリング。続編が予定されているとの事ですがまだ何も始まってません。これから二人ではじめるのです。2012/06/24

ハルト

7
おもしろかった!近未来のアメリカ。犯罪者の少年とエリートである少女。彼女の兄が軍の任務中に少年に殺されたことから、少年と少女の運命は絡みあっていく。国家のさまざまな陰謀、疫病、反逆、真相、裏切り、家族との離別。敵対関係の二人が惹かれ合うというボーイミーツガール的展開。どれもすごくよかった。ディストピア─反理想郷小説ということで、天才的頭脳と高い身体能力を持つ彼らがどのように伝説の革命「闘士」となって国と対決していくのか楽しみ。ここからが本番!というところで終わっているので、もう早く続きが読みたいです。2012/07/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4889357
  • ご注意事項