新潮文庫<br> 屍泥棒―プロファイリング・シリーズ

新潮文庫
屍泥棒―プロファイリング・シリーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102165324
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

EU(欧州連合)版FBIともいうべきユーロポール。そこに誕生した初の心理分析官、クローディーン・カーターは、ソルボンヌ出身の才媛だ。連続殺人、臓器窃盗、悪魔信仰、ハイジャック、幼児売買、マフィアの復讐劇…国境を越え、民族を越えて頻発する猟奇、凶悪犯罪に果敢にいどみ、プロファイリングを駆使して犯人をあぶり出す。スリリングに展開する待望の新シリーズ12話。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keiniku

6
さほど厚くない360P程の文庫本に12編が入っている。 ユーロポールの女性プロファイラーが主人公の小説だが、物足りない。プロファイリングの話の醍醐味として犯人像を特定していく過程がもっとあったほうが興味深いのだが、どこで悩み迷ったか、決定打となったのは何か、楽しみたい部分が省略されている気がしてしまう。「人肉食い」なんかは特に面白い話なので残念。 実は再読… この本を売った古本屋で買ったから実は利息を払っていただけなのかも…2016/02/19

月曜は嫌い

2
訳者があとがきで書いているように、12の短編はいずれも「1冊の長編になりそうな大ネタ」ばかり。だが、逆に言えば短編に不向きなものが少なくない。フリーマントルのこの時期の作品、特にシリーズものにはほとんどハズレがないのだが、まあ、時にこういうこともある。2017/11/25

Tetchy

2
ヴァラエティに富み、しかもヨーロッパ諸国にそれぞれ舞台を変えて展開する物語。こうやって書くとかなり面白く思えるのだが、さにあらず、正味30ページ前後の短編では、シナリオを読まされているような淡白さでストーリー展開に性急さを感じた。全12作の中でよかったのは「天国への切符」と「モルモット」ぐらいか。2009年の現在では手垢のついた題材であると云わざるを得ない。2009/10/08

オイコラ

1
ネタが短編には不向きなのか、翻訳がまずいのか。単調な出来事の叙述が続く感じでいまいち。プロファイリングというより普通の鑑識みたいなときもある。おもしろくないわけじゃないけど、興味だけで、十分な準備をせずに書いたのかとも思ってしまう。2013/09/23

Rachel

1
30ページほどの短編が12話。スイスイ読めるが各編半分くらいのところで劇的にオチが分かってしまう。名探偵コナンを12週続けて見たような感じ。ま、通勤電車の中など合間合間に読むにはいい。2013/01/28

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