内容説明
トム・ブッカーは馬の心を知って馬を自在に操れる男、ホース・ウィスパラーだった。雑誌編集長の座を失う危険も顧みず押しかけたアニーの強引さに負け、ピルグリムの治療を引き受ける。モンタナの大自然の中、馬と少女は徐々に心を開いてゆく。アニーはいつしかトムへの激しい愛を感じ、やがてそれは第二の悲劇へとつながっていく…。貴方の心を癒し魂を揺さぶる、真実の愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白のヒメ
36
情景描写が非常にビジュアル的で、草原と馬の様子などがまざまざと目に浮かぶなと思っていたら、映画の脚本として考えられていたものを小説にしたと後書きにあった。納得。ストーリーがとても良いので読み終わる前に映像化されたものを探して借りてきたのだけれど、後半に続く過酷な試練に見る勇気がなくなってしまった。「生きる事がどういう事かしっかりと見てとり、それを受け入れて、例えどんなに苦しくてもそれに忠実に生きる事が大切なんだ」若いトムの言葉。寿命尽きるまでに、私はここまで強い人間になれるだろうか。考えてしまった。2015/01/10
うな
2
娘グレーシーのやり場のない怒りは理解できるが対応が幼すぎ。自分が傷ついていれば他人にどんな迷惑をかけても良いのか?そんな訳ない。残念ながら読み終えてあまり感動はなかったな。2013/04/04
ちゃんまる
0
映画「モンタナの風に吹かれて」原作1998/09/01