新潮文庫<br> 蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす―ヘミングウェイ全短編〈3〉

個数:

新潮文庫
蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす―ヘミングウェイ全短編〈3〉

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 09時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 702p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102100127
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

炸裂する砲弾、絶望的な突撃。凄惨極まる戦場で、作家の視線が何かを捉えた―1937年、ヘミングウェイはスペイン内戦を取材、死を垣間見たこの体験が、以降の作品群に新たな光芒を与えることになる。「蝶々と戦車」を始めとするスペイン内戦ものに加え、自らの内面を凝視するラヴ・ストーリー「異郷」など、生前未発表の7編を含む全22編。遺族らの手による初の決定版短編全集、完結編。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちびbookworm

84
★4.5.キューバ時代の短編と生前未発表含む短編集。筆者の持ち味の、贅肉を落とした筋肉質の文章が各話で活かされている◆「ある渡航」「密輸業者の帰還」キューバ時代のクルーズ船所有の体験を活かしたかいたハードボイルドなクライム短編(少しアジア人蔑視あり)◆「蝶々と戦車」これは素晴らしかった。スペイン内戦時、行きつけのバーで起きたある珍妙な事件について◆「分水嶺の下で」戦争になれば、旧陸軍のようなことはどこでも起こりうる◆「最後の良き故郷」好きな"ニックアダムズ物語"の短編。長編を構想していた幻の作品。2022/09/10

Kajitt22

42
二つの大戦とスペイン内戦という、戦争の世紀の前半を生きた著者の作品には、死の気配を感じさせるものが多い。人は皆いつか死を迎える、そしてそれを忘れ懸命にあるいは無為に生きる人たち。死を意識してこそ、本当に生が輝くのかもしれない。陽光あふれるキューバのフィンカ・ビヒアで書かれた作品群、魅力的な『ニックアダムス』の物語でさえも死の気配に包まれている。最初の短編集『われらの時代』をもう一度読みたくなってくる。2016/04/10

ドン•マルロー

29
行動者であり観察者でもあった壮年のヘミングウェイ。スペイン内戦の体験が、その後の彼の作品に抜き差しならぬ影響を与えたのは、本書におけるいわゆる”スペイン内戦もの”の印章深さひとつとってみても、明らかである。表題作である「蝶々と戦車」はほとんど完璧と言って良い作品であるし、「だれも死にはしない」などはいささか感傷的に過ぎるにもかかわらず、深い感銘を受けずにはおかない。余談だが高見浩氏の解説にも触れねばならない。氏の解説は毎度のことながら的確かつドラマチックであり、それ自体、優れた一編の短編小説のようなのだ。2017/01/22

こうすけ

20
学生時代、大好きだった作家・ヘミングウェイ。その足跡を辿るため、ヨーロッパ一人バス旅行をしたことも。長編も素晴らしいが、特に短編は、マッチョでハードボイルドという世間的なイメージとは正反対の、繊細で前衛的な作家の姿を感じられるので好きだった。 しかしこの短編集は生前未発表作も多く、『われらの時代』『キリマンジャロの雪』のような、完成度の高い作品は少なかった。本来のヘミングウェイ短編集は、この中にある『蝶々と戦車』レベルの作品がもっとゴロゴロ入っている印象。ヘミングウェイ好きにのみオススメかも。2020/09/21

まさ☆( ^ω^ )♬

14
ヘミングウェイ全短編のラスト第3巻です。700頁弱と結構なヴォリュームでしたが、どれも面白くあっという間の読書でした。生前未発表作の一つ、結構長い「異郷」が面白かった。さて、次は長編にチャレンジしてみます。2021/11/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/376721
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。