内容説明
かつてロックは自由と反抗のシンボルだった―そして時代は変わり、〈メッセージ〉がポップな流れのなかに消えてゆくかに見えるいま、外国の模倣から始まった日本のロックの過去・現在・未来を、10人のミュージシャン―加藤和彦・宇崎竜童・井上陽水・細野晴臣・松任谷由実・坂本龍一・桑田佳祐・佐野元春・大沢誉志幸・ケラーの肉声を混えてちょっとマジメに捉え直す、究極のロック入門書。
目次
ロックを旅する1979~1955
「壊体する時代」の表現
ぶるうす
日本語のロックが生まれるとき
ちょっとまじめなロックのおしゃべり
マス・メディアの中で存在感を問われる日本のロック、ニューミュージック
ライフスタイルとしてのロックの成熟度をはかる
こうしてすべてはポップ化にむかう
ロック時代の彼方へ