新潮文庫<br> マレー半島すちゃらか紀行

新潮文庫
マレー半島すちゃらか紀行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101490212
  • NDC分類 292.39
  • Cコード C0195

内容説明

ある時はオバケに悩まされて眠れぬ夜を過ごし、またある時はしつこいオヤジのナンパ攻勢に困惑、ジャングルではヒルの襲来に悲鳴をあげる。「なんで、こんなことにぃ!」―。でも、私たちは負けない…。3人の独身三十女が、寄る年波をものともせず、好奇心の暴走するままに南国・マレーシアをすちゃらか跳び歩き、見て聞いて食いまくった怒濤の16日間。パワー全開の爆笑珍道中記。

目次

成田出発・クアラルンプル泊
クアラルンプル 1 旅はネコブル世は情け
クアラルンプル出発・タマンヌガラ(国立公園)泊
タマンヌガラ―ムーンライト・ロマンティックに気をつけろ
タマンヌガラ出発・ジェラントゥット泊
ジェラントゥット―線路は続くよ駅はどこ?
ジェラントゥットをジャングルトレインで出発
ジャングルトレイン―ミルクティーもこぼれるLONG TIME TRAIN
バトパハ泊
パトパハ―バトパハ探偵団、玉砕の巻
バトパハ出発・マラッカ泊〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

55
こんなに面白い紀行文は初めてです。しかし3人とも若い。元気。個人旅行は若竹さんが言うようにスケジュールを組んでいる段階から楽しく、また苦しい。何度か個人旅行をしましたが、到着初日の宿を決めていない事は無いし、交通機関もできる限り調べてます。それでも現地に行くとネコブル(特に交通機関)はつきものですが、今回はネコブル多発過ぎて、にこやかに乗り越えられた3人の方々は素晴らしい。加門さんの好みがひと味違っていて興味津々。同行友とダブルベッドに寝ることができる太っ腹が見事。楽しい本でした。2016/10/07

雪紫

35
1994年3月、女3人マレーシアでノープラン。ネコブル(若竹さんいわくトラブルの軽度のやつ)たくさんな旅行紀。みんなトラブルメーカーの座押し付けまくって笑う。葉村晶読んでると若竹さん参考にしてるでしょ。と言いたくなること受け合い。いや、トラブルばっかりだけど実にオカルト混じりの楽しそうな旅行紀で(笑)。・・・もし、この本持ってマレーシア行ったらどうなるんでしょう?2020/07/28

中原れい

35
三読、だったかな…出てすぐ2回読んでからずっと眠ってた本。加門さん若竹さんの本をまだほとんど読んでないころはただ珍しく「マレーってこんなかな」、今回は「この3人だからこうかな」とやっぱり笑う、いつ読んでも楽しい楽しい 本。若竹さんの体験が晶の災難に生きてるに違いないとか、加門さん国内のあれこれよりは良かったのでは、と今なら思うし…。昔、よく彼の方面に旅行行く人に読ませたら「面白かったけど…騒々しそうな人たちね」そうかもwまた読むかもなあ…2018/09/30

TATA

35
おお、マレーシア旅行記。実は筆者達と丁度同じ時期の94年3月に私もこの国でバックパックしてました。なんたる奇遇。クアラルンプール、タマンヌガラ、マラッカ、、僕も訪れた街も触れられており、懐かしくて半泣きです。今はきな臭いニュースが報道されてますが、本来は穏やかなお国柄。「深夜特急」のようなヒリヒリ感はないけど女性グループの珍道中は読んでて微笑ましく。マレーシア好きの方はご一読あれ!2017/03/19

Norico

26
加門さんと若竹さん、そして初めて知った高野さん。女性3人の面白旅行記。トラまでいかない「ネコ」ブルにまみれて、めげずに楽しむ3人がたくましい。こんな過酷な旅を長期間続けてるのに仲良くてうらやましいなぁ。他の国にも旅してほしい!2016/09/15

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